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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

農福連携~ある事業所から~

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コロナウィルスの影響で、⾃宅待機を余儀なくされてから・・・

野菜を育て始めたという⽅がいるかもしれない。

現在は結構【農福連携】なんて聞くことも多くなった。

特徴的なの は肥料・農薬を使わない⾃然栽培で野菜を育てていること・・・

さまざまな障がいを持つ福祉事 業所の利⽤者さんたちに

来てもらい農作業を共にやっていることなどがある。

農業と福祉を組み合 わせたスタイル。

手間暇かけているから・・・おいしい。

根菜は⾝がしっかりとしまっている。

葉物は茎が太く、みず みずしく、とてもシャキシャキしている。

ここ筑紫野市では・・・就労支援所自体が・・・やってる。

おいしい野菜が育つ農福連携の畑。

野菜を育てる・・・その中で⼈が成⻑し、⽀え 合う場⾯に何度も出会う。

畑で⼈が育つ、 食で繋がっていく・・・

食べ物に困らないように・・・安心安全な「食育」

障害支援事業所は、利⽤者ができる仕事づくりをして事業収⼊を得る必要がある。

「もともとやっていたこともあり畑を借り、育てた野菜を卸売りや直接販売。

加工品などで収⼊を安定させる作戦でしたが・・・

まだまだ・・・加工部門まではうまくいきません・・

 でも、仕事を受けたい。地元とつながっていきたい。

その夢は・・・変わりません。

⾃然栽培の農作業は、⼀緒に作業をする利⽤者さんたちに驚きの変化が・・・

「利⽤者さんたちは、知的、精神、⾝体など障がいの種類は様々でしたが、

みなさん・・・⼀般企業の就労にチャレンジしても、⻑く続かなかったり、

⾃信をなくて⽣きづらさを感じたり・・・

表情が無い方もいました。それが・・・気がつくと

『え!?こんなんだったっけ?』

というくらいにぐんぐん成⻑していました。

 場面緘黙若い青年は・・・最初はマイペースで働いていたんですが・・・

草刈りを覚えると、徐々に道具などにも興味を持ってやるようになって

『ここやっておいてね』と言えばやる・・・

機械のメンテナンスもして、作業のやり⽅もだんだん⾃分で考えて

やれるようになりました。また・・・年月とともに

少しづつ話もできるようになっても来ました。

利⽤者さんたちの働きぶりは・・・

みんな・・・

 

「障がいのある⼈たちとは思えないほど」

 

そこにはすごいお互いを支えあうチームワークもある。

 

みんな・・・個々で作業をしているだけじゃあないんです。

 

⼀緒に畑にいる仲間は、お互い⾃分 とは違う弱い部分があって

苦労してきたことをお互い言わなくても体感で理解している。

 

だから、できないことがあ れば責め合うのではなくて・・・

助け合う。

すごいチームプレイですよ・・・

 

⾃然栽培の畑の中、みんなで⽀え、補い合う。

 

お互いの成⻑が「田畑」という形で実を結 ぶ・・・

 

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自分たちが育てた野菜をランチで・・・

みんなが「おいしいね」と⼀緒に笑顔で⾷べる

これはオーナーが一番大切にしていきたいこと・・・

まるで家族のような農福連携の営みを もっと広げていきたい。

・・・と彼はいつも話す。

 

「どんな障がいがあっても農福連携の良さを

体感できるような仕組みづくり・・・車いすでも全介助でも・・・」

 

「⽣活介護の⼈たちは・・・例えば排泄、⼊浴、⾷事など

誰かに⽀えてもらわないと⽣活に⽀障が出たり、会話ができなかったりします。

その⼈たちが畑に来ると、それぞれが得意な作業をやる。

野菜を掘って⼟を振り落とす⼈、収穫しない枝葉の部分を かき集めて運ぶ⼈、

働いている姿を⾒ると『本当に⽣活介助の⼈?』と思うくらい」

 

「ある子は『優しく⼊れてね』 と⾔葉で伝えても理解できない。

本人は・・・『⼊れればいいのに、なんで⾊々⾔われるんだ ろう』

と思ってる。それを横から・・・「こう入れるんだよ」という子がいる。

彼は・・・それを見ながら真似をして・・・みんなが拍手!!

出来たことをみんなですごく喜んでいました。

その姿に、感動。通じ合えるとうれしい、できると嬉しい!!

やっぱりそれが⼤事なんだと教えられました」

 

畑に来た利⽤者さんたちが楽しく作業ができるように⼼がけていることがあ る。

利⽤者を率いる支援員に、その⽇やることをわかりやすくシンプルに伝えること。

「支援員は⼤変。様々な利⽤者さんたちのお世話をしつ つ、

農業で成果を出さないといけない。

支援員の気持ちは、利⽤者さんに伝染する。

支援員が追い込まれると・・・場が荒れる。

逆に前向きになって 『みんな頑張ろうね!』と声かけするくらいになると、

利用者さんたちもどんどん動き始める。

支援員が自分の感情に左右されず・・・

やる気になれる環境を作らなければ、農福連携はうまくいかない。

そして・・・それは成果にも反映される」

 

支援事業所としての成果は上がってきた・・・

さあここから「食」に関する新たな展開を・・・

楽しく考えて・・・積極的にやっていく。

そんな話を聞いている・・・

「失敗したっていい」

どんどん決断したことをどんどんやってみる・・・

た・・・そこから新たなことが見つかっていくはずだから・・・