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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

失敗を許容する文化・・・

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昨日の・・・続きだけど・・・
東京大学准教授の熊谷晉一郎さんは
1人っ暮らしになってからの
まず1つ目の課題は・・・排泄・・・
『トイレ』の問題だったという。

「障害」児・・・特に全介助の方の課題は・・・
特にこの問題は外せないのではないか・・・
また・・・
そこを介してのトラブルも成長期ごとに様々ある・・・

おむつを替えること・・・
それは誰の役目???
おおよそ・・・お母さん・・・??

だけど・・・
おもらしをしてしまうことは恥ずかしいこと??
隠すべきこと?周囲には語るべきでないこと
そのような前提のもと母の庇護を受けている。
いいかえれば監視を受けている。
そんな風に彼は書いていた。

「私は、おもらしをする存在、これが等身大の私なんだ」

と世界の中心で叫びたかった。

なぜあれこれ隠して生きていかなければならないのか?
そこで・・・渋谷の真ん中で実験。

「おもらしをしてしまったので助けてほしい」

約5割が助けてくれた。

少し大げさな表現をするなら、おもらしをするという“絶望”
が誰かと分かち合うことで“希望”に変わった。

大人になっても未だにおもらしをしてしまうという
有限で不便な自分の体、親と共依存しながら、おもらしを隠して
生きていくしかないと思っていたが
それが拓半数の人が助けてくれた。

社会は健常者並みにならないと生き延びれない怖い場所だと信じ
込まされていたけど、ありのままの自分でも意外と受け入れてくれる。

トキに誰かの助けをかりながら、脳性麻痺のある自分のカラダにあった
オリジナルの動きを編み出し、生活をカタチづくっていった。

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けれど・・・1人暮らしと職業生活は違う。

「私の失敗の対価を誰が支払うのか」

ということ・・・1人暮らしのときの様に
トライ&エラーはできない(特に医者だし・・・)

おかしな道具を持ち込んで採血を失敗する、赤ちゃんは泣く、お母さんは
カンカンになる。
緊張で手が震える、帰りにまた道具をバージョンアップする。しかし
翌日また失敗する。そんな悪循環・・・

でもそれを変えたのが
「失敗を許容する文化」
これこそが、人の可能性を広げてくれる。
と彼は書いていた。

薬物だけ、医療者だけ、親だけ、施設だけ・・・
何か1つだけに依存するのではなく
依存先を適度に分散させていくことが必要となる。
だから「全力」でかつ「複数」で向き合うのだ。

これってよくわかる・・・
でも・・・ここにも落とし穴があると
私は考えていた・・・
そこを彼は、きちんと理路整然と書かれていた。


「薬をやめたいけど飲みたい」
「子どもを叱りたくないがわがままを言われると辛い」
生きていると現実と」理想のギャップで苦しめられることがある。

ではどうするか??
理想と現実のギャップの現実をそのままに
仲間と言葉で埋めていく
いいかえれば「愚痴を言う」
ギャップを無理やり埋めようとして思い通りに
ならない自分や相手を理想に近づけようとしない。

現実は思い通りにいかないけど
仲間と言葉でシェアして
「そんなこともあるよね」
とやり過ごしていく。
そうした時間を重ねることで次第に回復の糸口が
見えてくる。
これは妥協ではなく研ぎ澄まされた正解・・・

なるほどーーー
私はこうやって来たから・・・
今があるなーーーとしみじみ・・・
仲間と言葉・・・そこでシェアしてきた。
いつも
「そんなこともあるよねーーーー」
「上手くいくことばかりじゃあないよーーーー」
なんて・・・
何度も、何回も、いつも・・・
確認し合って、話をして・・・
そしてやり過ごしてきた・・・

こんなこと・・・今どれだけできてるかな??
欲しいと思いながら・・・できていないんじゃあないかな・・・

ここ・・・とても大切!!って
みなさんも思いませんかーーーー