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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「障害」者の工賃について

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「障害」福祉事業所では、
工賃を時給や日給で計算しているところもあるし
個人の評価給を導入しているところもある。
その他のやり方をとっているところもありますかね?

私がかかわっている支援事業所は、能力給?評価給?
働いた時間数、また事業所で利用できる免許の種類などにより

金額が変わる方法を取っています。

工賃の考え方の中には、
利用者側の感情があまり反映されていないとは思いますが、
利用者から聞いた話しを通して、
工賃について考える材料にはしてもらえればいいかなーーー

とも思います。

ある施設では、日給換算での支給でした。
来れば、工賃が発生する。
仕事がコンスタントにできる人もいれば、
ほとんど仕事ができない人もいて、
仕事ができる人からは、できない人に不満がありました。

そこで、仕事をしている時間で支払う、時給換算にしたのです。

このとき、きちんと仕事をしている利用者からは、
よかった、当然のことだよねという反応だったのですが、
ビックリしたのは、
仕事ができない利用者の方の声だったといいます。

自分の「障害」の状態により、
なかなか身体が思うように動かないのです。
だから他の人が10分でできることを、

30分から1時間かかってしまう。
一生懸命やってないわけではありません。

だけど・・・心苦しかったといいます。

仕事をしたくても身体が動かない。
でも、たくさんできる人がいて、
その人と同じ工賃をもらっているので、
何が何でもがんばらなければとも思い、
身体が痛くても一生懸命がんばっていた。

でも、思い通りに体が動くときもあればそうでないときの差も激しく、
ホントはやらないでいたい日もあった・・・
だから、仕事をしなくてもいいなら、
ゆっくり過ごして、体を休めることができるなから、
仕事をしないと、工賃がないって言う方法になって、ホッとした。
だって、私は休むことができるから。

ん~、これはびっくりでした。
こう考えていたことに気づけなかったことも

びっくりだったのですけどね。

時間計算になると、これまでより多くなる人は良しとして、
少なくなる人には、職員として、
なんだか後ろめたさもあったのですか、
工賃をどちらにも正しく支払うことが、
やっぱりどちらにも喜ばれる結果になるということなんだ

と思ったことでした。

そんなことを、利用者の方に教えていただいた気がします。

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そう言うこともあり、
この後も、いろいろな立場として、
評価給などの良し悪しも考えてきました。
賛否両論わかれるかとも思います。

本当にいろいろな考え方がありますが、
「障害」状況やそれによるできるできないで
分けるべきではないとも思っています。

それぞれの施設の利用者の状況を把握して、
全体の収入をどんな支給の仕方にしたらよいのか、
利用者のみなさんには、
わかりにくいところもあるとは思いますが、
工賃支給の仕方で、
その方が不幸ではないか?という視点も持ってもよいと思います。

どんな体形がいいのか?

これからの時代の流れと共に

1か所からのポケットではなく

「障害」者も事業を生み出し収入ポケットを増やせる

そんなことも個人的には考えていきたい・・・

そう思っています。