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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「障害」児・者が「やらないんです」その訳は?

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「障害」児・者でよくあること・・・
やるべきことや作業をしたがらないという場面に
遭遇することはありませんか?

その光景を・・・

さぼってる。
ちゃんとやらない。
何回も教えても間違える。
スピードがなかなか上がらない。
おしゃべりばかりする。
トイレに逃げ込んでしまう。

こんなことないですか?

いかがでしょうか?

もちろん、この見え方は、
支援側から見た・・・見え方です。

では、それぞれの「障害」児・者は、
そのやるべきことや作業について、
どんな風に思っているのでしょうか?

もしかしたら・・・作業がつまらない。
何で?今これをするのかわからない。
支援側の説明が難しい。
本人の思いより量が多い。
他の人の声がうるさい。
自分は一生懸命にやっている。

などなど、
そんな風にその子ども達から反応があったら、
言っているのではないでしょうか?

そうです。

「障害」児・者は文句は言いませんよねーーー。

まず、支援側は、
そんな大前提を忘れているようです。

その「障害」児・者は、
どんな気持ちをもって、
あなたの学校や施設に入ってきたのでしょうか?

そこへ入りたくて来たのでしょうか?
そのやるべき作業は、とても好きな作業なのでしょうか?
それ以上好きな仕事は、ないのでしょうか?

支援側からは、
やるべき作業の手順など、
わかりやすく説明しているのでしょうか?
本人の今日の体調など、考えられているのでしょうか?
環境に、目を向けているでしょうか?

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子ども達には、それぞれ「障害」があり、
支援施設等というところに入らざるを得ない状況で、
言われた作業というものをするように言われ、
やりたいのか?やりたくないのか?の気持ちも確認されず、
ここに来たからやると決められているというのを
前提と思っておいた方が、間違いがないですね。

そのうえで、その中で
他者と比べられ、
今できる以上を求められていくのが・・・
現状ではないでしょうか?

そりゃあ嫌だなーーーと思った瞬間に、
トイレに逃げ込めるのであれば、
まだよい方だとは思いませんか?

きっと彼らは、やりたいという気持ち満々で
入ってきたわけではないと思うのです。

でも、ちゃんとやるべきだと
支援側に言われるのです。
支援側に迷惑をかけてはいけない

「行けるところが無くなるよ」と、
家族から言われているのです。

そのなかで、
自分の気持ちとして、
やろうと思えるような作業でなければ・・・
やはり気持ちは、前向きになれない・・・

後ろ向きになることでしょう。

ご本人の力量では、難しかったり、
ご本人の興味のないことであれば、
それはなおさらです。

そのうえ・・・怒られてばかりでは、
やる気にもならないのではないでしょうか?

あなただって、そうじゃないですか?

やりたくない仕事ばかりさせられたり、
上司に怒られて叱られてばかりであれば、
きっとおもしろくないはずです。

彼らだって、同じではないですか?

しかも、あなたはその職場を選んで行っていることが多いですが
彼らは・・・この作業を好んで選んで入ってきたわけではない分・・・
つまらなさは、きっと倍増すると思いませんか?

では、こちらどんな支援をすればよいのか?

やはり、ご本人が入ってきたときの条件が、
まず、マイナスレベルから入ってきていると思ったうえで関わる。
そして・・・どんな状態になれば、
プラスマイナスゼロになり、
さらに、プラス方向に気持ちが働くかを
考えていただきたいのです。

作業そのものを変えることが
できないところも多いでしょうから・・・
その人の力量内のものを準備し提供したり、
環境、時間、作業量なども

本人が嫌にならないような工夫が
必要ではないでしょうか?

そして、大切なのは工賃。
やった分・・・対価となる・・・

お金になるのは大切です。

よく、お金の価値がわからないと
言っている支援側がいますが、
そんな利用者であったとしても、
以前より多くなっていることを
一緒に喜ぶような家族や支援側の表情が、
その人の喜びになるということも忘れないでください。

お金の価値がわからないからと言って、
支給額が上がらないのは、
良いことだとは思えません。

本人の役割があることも大切なこと・・・
その人のできることにきちんと着目していくべきです。

やろうという気持ちになっていただき、
さらにもっとやろうという気持ちに
なっていただくには、それに見合った働きかけ

働き方があるのと思います。

そこを怠って、ご本人のせいにして、
叱ってみたり、怒ってみたり
ご本人にとってのつまらない作業を
提供し続けることはどうなんでしょうか?

最初は、
嫌だといっていた作業でしたが、
作業そのものがわかりやすくなり、
できることが増えたら、
自ら、その作業をやるといってきた人が出てきました。

お金が欲しいなら、
作業のする日を増やすこと、休まないことと
説明したところ、
出勤日数が増えたり欠席日数が減った人もいます。

その人が自分自身で、作業をする意味を
感じていただくことは、大切なことなのです。

最初からその作業が好きではないかもしれません~
その地点がご本人のマイナス地点です。
そこから、支援によって、
プラスマイナスゼロになり、
さらに、
その「障害」児・者にとって、
やろうと思えるようになれば、
どんどんプラス方向に気持ちがアップしていきます。

あなたの支援所や施設、学校は、いかがでしょうか?

怒れば叱れば・・・作業をするのではありません。
そのうえ・・・彼らが我慢をし続ければよいというものでもありません。

本人たちが自らやろうと思える作業にしていくのは、
私たち支援側の仕事です。

勘違いしないようにしていかなくてはいけませんね。