どんな方でもお金をもらって嬉しくない人はいないはず・・・
私も嬉しい。あなたも嬉しい。
「障害」施設の利用者さんももちろん嬉しい・・・
A型でもなければ工賃額が誇れる施設は
少ないのではないかとは思います。
(そこは支援事業所の努力義務ですが・・・)
それでも毎月の工賃日には・・・
受け取った利用者さんたちの顔が輝いているのではないでしょうか?
“お金をもらう”こととは、何を意味するのでしょう?
さらに、“お金をたくさんもらう”とは・・・
一体どのようになることなのでしょう?
多くの利用者さんは案外金銭に無頓着な方も多い。
いただいた瞬間は喜んでる・・・だけど・・・
そんなにこだわりはないようなんです。
でも・・・
「工賃が少ないと、利用者さんは自分が欲しい物しか買いません。
自分が食べるものであったりちょっとしたもので終わっちゃう・・・
(まーーー金銭的にあまり買うことは出来ないですから・・・まずは自分・・・)
しかし、工賃が増えると、周りや家族へのプレゼントなども買うようになるのです」
って聞いたことがあります。確かにねーーーっそう思います。
お金って・・・自分の欲求が満たされる嬉しさがあります。
でも大人になって・・・自分で働くことで覚えていくこと・・・
自分の力で他者を喜ばせること・・・そこを覚えていく嬉しさもある。
この感覚は、他者を喜ばせてこそ・・・初めて理解できるのかも知れません。
誰でも「ありがとう」「嬉しいよ」「あなたのおかげで・・・・」
そんな言葉って誰でもほしいですよねーーー
工賃について・・・
しばしば私たち福祉に携わる人たちは“自立”の1つとして捉えて考えます。
でもそこばかりではなさそうなのです。
自立とは異なる観点からも・・・
工賃の意義を捉えることはできると思うのです。
心の豊かさは金銭で買えるものではありませんが・・・
心を育む土壌として・・・お金、金銭はもしかしたら・・・
“肥料”の役割として作用するのかもしれませんね。
それも適度が重要ですねーーー今は・・・少なすぎる・・・けど
でも多すぎると土壌を傷めてしまう・・・
ということもありますね・・・
ここをしっかり押さえて
親としても支援者としても考えていかなきゃいけないですねーーー