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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「障害」児・者団体広報エッセイ集より14

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私たちの会は・・・立ち上がって・・・

41年になります。

そして・・・この会の面白いのは・・・

1人の教員と、1人の保護者から始まった・・・

ということです。

全国を・・・見ても・・・

今でも・・・親と教員が一緒になって活動を進めている所は

多分少ないのではないでしょうか??

 

いつか・・・東京に・・・何かの授賞式で行ったときに

 

「どこも・・・10数年が長い所ですよ・・・40年も続いてるなんて

なかなか聞かないね・・・」

 

と言われたことを思い出します。

でも・・・これって・・・

決して嬉しいことではないんです。

 

この会がなくなること・・・なくすことができない・・・

そんな世の中なんだな・・・

っていつも考えています。

 

この先生は会の設立に近い時期からずーーーーっと

今も関わり続けてくださっています。

 

もう・・・私も・・・何年のお付き合いになることか・・・

 

尊敬する先輩のお1人です。

 

 

トゥインクル

 

65歳

 

私は65年間、「障害」者として生きてきました。

30年間の教員生活、そして65歳の人生を支えたもの・・・

 

そして「自分」として生きてこれたのも、

「しょうがい」者としての自分があったからではないかと思います。

 

最近、特別支援と言われはじめ、

「障がい」を持った「子どものため」といって、

さまざまな取り組みが行われています。

 

一日の学校生活の中で、子どもどおしが

一緒に生活する場面が少なくなり、

何かあれば、

支援学級(しょうたん)の先生や支援員の先生がすぐ動いて、・・・

学級の子どもたちが、かかわる場面はほとんど見なくなり・・・

まるで、学校の中に特別支援の学校が出来たみたいになって・・・

 

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僕は、「障害」者です。

 

みなさんは、僕の人生をどう思われているのだろう?・・・・

くるしかったろう、かなしかったろう、がんばったんだろう・・・??

 

僕は子どもたちと出会ったときに最初に話します。

 

手が動かないこと、そして、動かない手は、

僕の宝物である事

手が動かないから、悲しくなったことは、ありません。

 

手が動かないことで、ひとりぼっちになったとき、悲しくなります。

 

手が動かないことで、ひとりぼっちにさせるのは、まわりの健常者です。

 

そして、動かない手によって、私はいろんな経験をし、

考える機会がたくさんありました。

それを気づかせてくれたのは、同和教育との出会いだったと思います。

 

新学期にどこの学校でもある、

雑巾集め・・・

持ってこない子を名前を黒板に書くのか、

家庭連絡するのか・・・

それとも? 大切な事は、どうしてその子が雑巾を持ってこないのか、

きちんと知ること、見ることだと思います。

 

授業中の発表の回数を教室に張り出す・・

しばらくすると、

高い棒グラフと低い棒グラフの子どもの差が一目瞭然。

大切な事は発表できない子は誰なのかを知ることででなく、

なぜ、その子が発表しないかと言うこと。

 

雑巾を持ってこない子どもも、

発表をしない子どもも、

僕が動かない右手からたくさんのことを学んでいるのと同じく、

自分だけ雑巾を持って行けないことから、多くのことを感じています。

 

それを、

「その子のすばらしい学び」

にしていくことが教師の仕事だと思います。

 

だから教師は、自分で出向いていく事が大切なのです。

 

子どもも大人も「しょうがい」者の人と

関係を作れなくなった事は、

学ぶ機会を無くしていることになります。

 

同和教育を大切にして取り組んである人、

場所に出向いて人と出会ってほしいと思います。

 

そこは、自分たちの生い立ちから、経験から、

感じ学んできたことを大切にした人たちがいます。

 

はっきりいいます。

同和教育、人権教育はとても楽しいものです。

きつく苦しいものではありません。

そして子どのためでなく、「しょうがい」者、

そして弱い立場の人のためでなく、

私たち自身のためのものです。           

                           (R・M)