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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

支援の本質~かんじんなものは・・・~

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ホームレス支援をしている

奥田さんのブログが目に入り読んだ。

そういえば・・・5~6年前

グリーンコープがやっている「抱撲館」という

ホームレス支援をしている場所に

お邪魔したことがあった。

奥田さんがやってるんだったかな??

確か・・・

牧師さんとお聞きしたような・・・記憶がある。

その時は。。。

みなさんと一緒の食事をとらせてもらい

館内を案内していただいて。。。

みなさんが、どんな思いでここにたどり着いたのか

どうしてここにいるのか・・・

そして、これからどうしていくのか

そんなことを聴いたり見たりした記憶がある・・・

そして・・・ここには・・・

きっと「障害」と診断はついていなくても

そんな苦しみを抱えていらっしゃる人もいる。

とお見受けしたのを覚えているし・・・

そのような方もいる。とお話を聞いた・・・

年齢も様々にいらっしゃって・・・

何だか。。。子ども達の将来。。。

しっかり考えていかなくちゃ!!

とさらに意識したのを覚えている。

 

彼のブログでは・・・

10年前のリーマンショックのあと

次々に夜の路上に若者たちが

現れたことが書かれていた。

「大丈夫ですか?」の問いに

「大丈夫です」と答える・・・

だけど。。。ホントは全然「大丈夫」ではない

彼らは・・・なぜ「助けて」と言わないのか??

そこを分析しておられた。

 

第1に“プライド”

「ホームレスと一緒にされては困る」

という思いか・・・

 

第2に“利用できる制度についての知識が少ない”

知らないと求めないのは当然

 

第3に“極端な自己責任社会”

「助けてといっても「何、甘えてる」

「努力が足りない」

と言われるだけだ」

「言わない」のではなく「言えない」のだ。

 

第4に“孤立”

人は自分の状態や生きる意味を「他者」を通じて知る。

路上は「他者性」を失った世界。

路上の若者は誰もが「崖っぷち」に立っていた。

本人はわかってない。

 

一緒に話し込んでいく中で、表情が変わり

「何とかなりますか」と言い出す。

それは、他者である僕が

「君、もう一歩下がると落ちて死ぬよ」

ち言い続けたからだ。

人は自分の状態を知るために

「他者」を必要としている。

出会いの中で自己認知が担保されるが

孤立状態では難しい。

 

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第5に“これが1番大変”

『制度があるのも知ってる』

『自己責任論は社会が無責任であり続けるための言い訳』

自分はどんな状態かわかっているけど

『助けて』と言わない。

『生きる意欲がない』『その気になれない』

絶望の深淵で冷え切った人の心が、

もう一度、鼓動を打つためにはどうしたらいいのか?

困窮者支援の本質はそこにある。

 

『もう一度生きようと思えるか』

『人の心に灯をともすこと』

 

自立はその後の話し、数値化することも

お金に換算することもできない。

 

肝心なものは見えないからだ。

しかし、見えなくても

『かんじんなもの』はあるしそれこそが支援の目的。

 

この間、“自立支援”が強調され、

困窮者においては

『就職』『増収』が支援成果の“目安”とされた。

 

でも・・・肝心なことは見えないのだ

 

『キツネは言いました。

“さっきの秘密をいおうかね、

何、なんでもないことだよ、心で見なくちゃ、

ものごとはよくみえない

ってことさ、肝心なことは目に見えないんだよ”

“肝心なことは目には見えない”

王子さまは忘れないように

繰り返しました』~星の王子さまより~

 

支援者と名乗る人たちは・・・

『かんじんなもの』を見ようと努力しなければ

ならないし・・・

『心の目』も研ぎ澄まさなければいけない・・・

そして・・・側に来てくれた方々に

『心の灯が消えないように・・・』

また・・・

『消えてしまっていたら・・・

どう灯すことができるのか?』

 

考えていかなければならない。

 

そんなこと・・・できてるかな???

とても・・・考えさせられた・・・