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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「虐待」自分のあり方を考える

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「虐待」

自分自身が味わってきたから

何だか敏感に反応してしまう・・・

あなたは、
目の前で起きている同僚の行動が、
虐待ではないのか?と思っても、
虐待と確定できない自分ではないですか?

それもそのはずですよねーーー

「虐待はこの行為」と決まっていないから・・・

「これは虐待なのか?支援の流れなのか?
判断がつきにくい」

「もし自分が言うことで・・・間違っていたら・・・」

「もし間違いだったら、
そのスタッフとの明日からの関係性が悪くなるよなーー」

上司や先輩だったら、
「自分のような人間が指摘できるはずもない」

「自分も以前、似たようなことしたことがあるし、
人のことを言える立場ではない・・・」

「虐待通報したら、そのあと一体どうなるのかな?」

などなど、色々な思いを巡らせ、
結局、言わないでいる方がいいのではないかと
結論づける人もいることでしょう。

自分自身に確信を持ったものがなければ、
見て見ぬふりとなってしまうのが、
この虐待というものではないでしょうか?

その他でも、
職場の人との関係性の中で、
「相手にものが言えない自分」を
感じていたりしませんか?

なぜ、言うことができないのか?

と質問したところで、
はっきりとした答えは出てこないかもしれません。

そこは、
あなたが、あなた自身に対しての
質問を変えてみましょう。

どうしたら言えるのか?
どんな言葉なら言えるのか?
相手を傷つけない伝え方ってどういう言い方か?
どんなタイミングで言うのがいいのか?

このように
自分自身に質問してみてください。

あなたは、きっと言った後の
自分自身を心配している、不安があるから言えないのです。

でも、
あなたの言ったことで、
荒波が立ったり、
心配にならないような言葉を探してみませんか?

もう少し具体的に言うと、
「虐待」といわなくてもいいということです。

その行為が止まればよいのですからね。

虐待に対して、
「虐待」といわなければならないと
考えているから、言えない!言いづらいのではないでしょうか?

言葉というのは、素晴らしいツール・・・

多種多様なのです。

「虐待」ではなく、
そのときの支援をさりげなく変わってもよいですし、
とりあえず変わって、あとで、そのスタッフと、
良い支援方法をつくり出しても良いのです。

先輩上司であれば、
「その支援の意味を教えてください」
などと、聴いても良いのではないでしょうか?

その人が落ち着いたタイミングで、
「あのとき・・・虐待のように見えてしまったので」と、
やんわり言ってみてもいいと思います。

利用者の人と
直接やり取りしているわけですから、
「何かあったの?」
と言ってみるのもよいですね。

スタッフ同士で支援方法で話し合っているときに
例えば、
「あんなときは・・・たたいた方がいいんだ!」などと言う
意見が出てきたのであれば、
「それだと虐待になってしまうので、他の方法を考えましょう!」

と促す手立てもありますよね。

黙っているべきでもありませんし、
指摘できないのであれば、それも大問題です。

どんなアクションにしようか?

これは、決めておくことです。

もちろん、その時その時で、
アクション内容は変わると思いますが、
虐待があってからどうしよう?と悩むことではなく、
シミュレーション(事前準備)をしておくことです。

あなたが上司であるなら、
虐待であることは、はっきりと伝えましょう。
そして、他の方法で支援することを伝えましょう。

あなたが、部下・同僚であるとしたら、
先ほど書いた方法も有効だと思います。

要するに最善は虐待を止めることだからです。

方法はきっと一つではないでしょう。

 

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あなたがもし虐待しているつもりではないのに、
他者から見たらどう見ても虐待である・・・
ってときに

どんな指摘の方法だったら納得いくでしょうか?

あなたは一生懸命に支援をしている。
その時に、虐待!といわれたら、
虐待じゃない。これは支援!と反発することになりませんか?

で、あるとしたら、あなたも、
他者に「虐待」は、
反発されることにもなると予想がたちます。

だったら自分が受け入れられそうな言葉を
他者に言われたほうが良いと思いませんか?
効果的に他者の虐待を止める関わり方を

探ってみませんか?

今、まさに虐待が起きている事業所であれば、なおさらです。

方法を考えて、シミュレーションをして、
相手を助ける気持ちで落ち着いて接してみましょう。

明日からもそのスタッフはそこにいます。
関係性を気にして何も言わないのではなく、
積極的に良い関係を保つために
虐待がなくなるコミュニケーションをとりましょう。

でもこのことは頭においておいてください。
その人が支援をして虐待になりましたが、
もしかしたらあなたが関わっていたとしも
虐待になったかもしれないのです。

たまたま、その人だっただけです。

なぜかというと、
行動しょうがいがある人に虐待が起きることが多いからです。

支援として始まって、どこかで一線を越えてしまい、
虐待になるのです。
でも、その境界線はきっと誰もわかりません。
だから、あなたも起こす可能性があるのです。


虐待した人は、支援の方法がわからず、
困っている人の可能性もあるのです。

明日からもそのスタッフとは一緒の
職場で働きます。

その人がいる中で、
利用者の皆さんもまたそこにいるのです。

あなたが思い描く一番目は、
自分の明日からのことではなく、利用者の明日です。

虐待をしてしまった人の明日です。

捨て去るような言葉を投げかけるのではなく、
仲間として、一生懸命、支援をしようとしている、
その人の気持ちに寄り添う言葉を探しましょう。

指摘できない自分もまた、虐待者と同等なのです。

止めるための言葉や行動を工夫し、
上手に指摘できる自分になっていきましょう。