「障害」児者に関わるとき・・・
「本人の思い」「本人の願い」ってどこにあるんだろう？
って考えるようにしています。
話ができる子は話を聴きながら・・・
話ができない子は・・・その子の行動を見ながら・・・
考えていきます。
その子の日常を見ながら・・・何をどうすればいいのか？
「やりたい」と願うことが・・・
できにくいとき・・・
では・・・「どこまで分解したらできるようになるのか？」
今は・・・難しいとしたら・・・
「どこまでだったらできるのか？」
って考えます。
時には・・・その「思い」は保護者とずれてしまってる・・・
そう思うことがあります。
私小さなころそうでしたが・・・
「いやだ」とか「できない」とか「やりたくない」
がはっきりといえなかったりするんです。
健常者といわれる人たちでも・・・
「親をがっかりさせたくない」「親に喜んでもらいたい」
「いい子でいなきゃ」「褒められたい」
なんて・・・思っちゃうことってなかったですか？
私は・・・たくさんありました・・・
では日頃・・・周りより「できない」ことがある
ってレッテルをはられてしまってる「障害」児者の場合はどうでしょうか？
もっともっと・・・
そう感じてしまってるのではないでしょうか？
って私は思うんです。
遠慮して言いたいこと言わなくて・・・言えなくて・・・
そんなことから・・・親がついつい代弁して・・・
なんか違う方向へ行っっちゃってるってことも多々ありますが・・・（笑）
でもねーーーこれって・・・家族だけでは気づきにくい・・・
私もそうでした・・・
分からなかった・・・「障害」児の子どものいいとこなんて・・・
はじめは気づく余裕なんてなかったから・・・
「やらなきゃ」「頑張んなきゃ」
療育に病院に訓練・・・もーーーなんとかよくしなきゃ！！で
必死だったから・・・
周りと違うことばかりが目について・・・
「あーーーもっとこうしなきゃ」「んーーーここは改善！！」
って芽の前の事だけに追われてた・・・
でも・・・周りの人たちに目をやって・・・
関わってくれる方々から・・・
「お母さん頑張ってるねーーー」「こんな笑顔のかわいいお子さん」
「小さくてかわいいいい子ねーーー」
なんて言われて・・・
「え！！」って感じで我に返って子どもを見る・・・
私には見えてなかった…子どもの姿を周りは「かわいい」と・・・
「人なつっこい」と・・・標準より群を抜いて小さいこの子を・・・
「抱きかかえやすくていいね」と・・・
私がネガティブにとらえ・・・なんとか改善しようと努力に努力を
していたことを・・・
いともアッサリ・・・「いいね」「いいじゃん」って・・・
「アーーーそうなんだーーー」私が何かにとりつかれていただけ・・・
世間の目、普通という価値観、当たり前ってこと・・・
「えーーーいいんだーーー」「そう思ってくれる人がこんなに・・・」
って・・・気づいたとき・・・
私は・・・やっと自分がいるべき「場所」「環境」がわかっていった。。。
・・・そして・・・この子のために「何をすべきかも・・・」
関わる人って選べばいいんです・・・
分かってくれる人・・・って・・・作ればいいんです・・・
この子を・・・どうにかしようとするのではなくて・・・
周りが・・・どうにかすれば・・・この子は生きやすい・・・
そんな中で・・・生きていければ・・・幸せなんだな・・・って・・
そこに気づいて私は・・・たくさん学ばせてもらってます・・・
今も・・・他の「障害」児者に・・・
毎日が刺激的で面白い・・・
そして・・・そこに関わる人の考え方も・・・
「どーーーしてそう思うの？」「なんで？そうするの？」
なんて聴きながら・・・一緒にやっていきます。
まるで・・・昔の私が・・・そこにいる・・・って感じ・・・
変わっていく・・・感じていく・・・一緒に成長してく・・・
そんな毎日が・・・面白い・・・
そんなお話・・・明日も・・・また・・・
