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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

国によっての教育事情・・・

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世界の教育現場・・・

 

特に『特別支援教育』に興味がある人にとって

北欧の教育は魅力があると良く聴く。

 

確かにフィンランドは教育先進国として有名だ。

経済協力開発機構のPISAテストで読解、数学、科学のすべての分野で

 

常にトップクラスを維持し続けている。

 

特に21世紀に最も重要視されている

 

『オープンエンドな問題を解決する力』では抜きに出てい

るそうだ。

 

フィンランドは子どもが学校で過ごす時間が世界で最も短い。

 

宿題もない

 

そして、

 

生徒を成績で順位付けするためのテストもない。

 

『早期教育塾』『進学塾』のようなものは存在しない。

 

それなのに世界トップレベルなのだ。

フィンランドはヨーロッパの中でも経済的に厳しい状況に

あった。

資源もなく、国際的に競争できるような産業もなかった。

このような状況の中で

『国力を上げるためには国民の知識力を上げるしかない』

 

1970年代に大きな教育改革

 

『親の経済力や学歴、居住地域に関わらず、誰でも、どこでも均等に高い質の教育を受ける機会を提供する』

 

ことを掲げた。

 

フィンランドの教育改革は一朝一夕でできたものではない。

 

1991年ソビエト連邦崩壊で輸出国も失い、経済的に大きな苦境に立たされることにもなった。

それでも、教育目標は変えなかった。

 

隣国のスウェーデンでもフィンランドと似たような教育改革を掲げたが

政権が変わるたびに教育政策が大きく変えられた。

 

フィンランドでは政治家は教育政策に口出ししないことが不文律となっていたために

政権が代わっても当初の目標をずっと保ち続けることができた。

 

フィンランドの教育の成功の背後には国民の幸福の実現と言う理念と信念を曲げずに

目先の経済より教育を優先し改善の努力を惜しまなかった。

 

そのしぶとさと柔軟さにあると説いている記者がいた。

 

 

 

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学校ではテストが全くないわけではなく

常に現行のカリキュラムがうまくいっているかどうかチェックするためのさまざまなテストは実施している。

それは、日本の【全国学力調査】の様に国で統一したものではなく

 

国の様々な地域を注意深くサンプリングしたうえでサンプルを対象にテストをする。

それは、子どもの学力を評価したり、教師の教え方を評価したり、都道府県の学力を順位づけたりするためではない。

 

テストの目的はただ一つ、教育プログラムの改善

子どもがどのような知識やスキルを身につけ、初等、中等教育を修了するか

最低ラインをどの子どもも達成するにはどうすればいいか

 

そのために子どものニーズに合わせて教師の配置や学級規模は柔軟に対応する。

 

語学が充分でない子や識字しょうがい、発達しょうがいの子どもには徹底的に

手厚く指導する。遅れのある子どもも学級に統合され、担任のほかに支援の教師がその子供につく形で指導が行われる。

英才教育は特に行われていない。

できる子どもは自分で学習して伸びていくので、格別に手厚い指導は必要ないと

考えている。

 

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日本でも特別支援の視点を生かす学習指導や学級経営等の研修等も行われているようだ。

45分の授業を細かく分割し1つでも参加できるようにするとか、成果が視覚的にわかるようにするとか、学級通信や学習計画表で見通しをとか、特性に応じた多様な参加の仕方とか・・・

 

自分の周りはいかがでしょうか・・・

 

日本でも

『上手くできなくても大丈夫』と言う雰囲気を学級につくり、互いに励まし合う

声かけができるようになることが重要だ

と言う講演もあっている。

 

みなさんは、どんな子ども達がこれから育ってもらいたいと思っているでしょうか??

それが、これからの日本を創っていくんだなーーーー

 

私には何ができるんだろう???

そんなことを考えている・・・