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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

『障害』者のきょうだいの気持ち・・・

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先日、夜間に近場の温泉に行って

しみじみと末っ子と話す機会があった。

特段・・・『障害』者の姉のことを話題に・・・とは

思ってなかった。(彼女は最近、一緒に行きたがらず留守番する)

春の話題からだっただろうか???

先生の話や(過去の担任の先生)学校の話さかのぼっては、

保育所時代までの話になった。

彼女は『障害』者の姉とは10歳違い・・・

生まれてすぐに姉がいたため・・・違和感もなく、

姉の彼女の『障害』には気づきもしなかったそう・・・

ただ、保育所で

『何で?あんな変な顔なん?』

とか友達に聞かれたとかで

私に尋ねてきたことはあったので、

小さな子どもには難しい話は無理かなーーーと思い

なんで、ざっくりと・・・

 

『お腹の中でけがをして生まれてきて、何回も口の外や中の手術をして頑張っているんだよ』

 

とだけ伝えていた・・・

だから、友達にもそう話していたらしい・・・

聞いた友達も

 

『へえーーーそうなんや、かわいそうね』

『痛いのに頑張っとるんやね』

 

で終わっていたそうだ。

また、保育所の同じクラスにダウン症や自閉症の子もいたので

たいした違和感はなかったのだと語っていた。

そんなもんなんや・・・いろいろな人がいるんや・・・

みたいな・・・

それは、小学校になっても低学年の間は・・・

同じだったそうだが・・・

 

『私、(姉の名前)と小学校一緒やなくてよかったと思った。』

 

と言っていたので・・・

『何で??』と聴いたら・・・

『小学校中学年?4年生くらいから“ガイジ”発言が頻発にあり、

あーーーみんなこんな風に言うんだ。こんな風に思っているん

だ・・・』

 

と自覚し、とてもやるせない気持ちになったそうだ。

そして

 

『理解者なんていないんだ・・・』

 

と思ったそうだ。

それほど、日々が造語に満ち溢れていたんだと・・・

その時初めて知った。

彼女がちょうど不定愁訴を表していた時期・・・

学級も崩壊していた時期と重なっていた。

もし、あの時、姉が一緒の学校にいたら・・・

不安だったと彼女は、初めて語った。

ただ、周りは姉が『障害』者だと知ってる人も多かったので、

普通に理解者の友達も増え、

 

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『あーーーこんな風に思ってくれる、考えてくれる人もいる。』

 

と安心したといっていた。

中学校でも、いろんなことばが飛び交い・・・

自分の姉が『障害』者だとわかっているのに・・・

造語が飛び交い、目の前で発言があったり、バカにしたり

いやな気持に幾度もなったといっていた。

でも・・・友達もたくさんいたので・・・それは乗り切っていったよ

うだ。

(たくさんのいいお友達に救われていたんだなーーー)

高校は、普通科の福祉コースに進んでいたので・・・

へーーーんな発言をする子に周りが厳しく

 

『そんな風に人のことを言うのって、まじ、あり得ん』

『そんなこと言うなら、福祉を語るな』

 

なんて・・・いう子達が沢山いて・・・

いやな思いはほとんどなかったし・・・

変な発言も少なかったと言っていた。

トータルで振り返ってみると・・・

小学校中学年から認知がはっきりでき、社会では

こんな風に思われ扱われ苦しめられる・・・という思い

から“辛さ”が生まれ高学年から中学校へと

その中で理解者や仲間と出会い、自分の中で消化していった・・・

という感じだったのか・・・

 

大学生になった彼女はヘルパーのアルバイトをしている。

とっても楽しんでいる。

『楽しくてお金もらえて最高!!』

ってイキイキしている・・・

でも、トキドキ“きょうだいじ”に思いをはせているようだ。

 

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『今・・・あの子は“きょうだい”のしょうがいを理解してないかも』

『あの態度は・・・普通の感じやもんなーーーわかってないから、や

る行動やなーーー。』

 

なんてつぶやいてる・・・

 

私には、彼女達、“きょうだい児”のことは経験値がないのでわからない・・・

ただ、時折、語ってくれるつぶやきが・・・

私の心をときに大きく・・・時に小刻み

に・・・

揺さぶり続ける・・・

 

しっかり感じ・・・しっかりやることを見極めろと・・・

 

子どもは子どもで自分達で・・・

 

“しっかり頑張ってる!!踏ん張ってる!!”

 

まだまだ・・・私も負けてはいられない・・・な・・・・