今日は、福岡県のうちの近隣の私立高校では
専願入試の日らしい。
みんな緊張の1日だよなあ~
本人も家族も・・・
そうそう・・・
かれこれ15年前にもなるのかあ~
1番上の娘(知的しょうがい)の受験も
私立の専願入試だった。
(この学校で本格的な???
知的な子の入試は初めてだったかも・・・)
この日は最悪な天気
凄い風と雪がちらほら
駅前の自転車はすべて横倒れしていたし
また高台の学校で・・・たどり着くまで一苦労だった。
本当に
嵐のような天気だった。
(今日は穏やかでよかったねーーーーー)
で、天気の通り嵐の幕開けの
最悪な“試験日”となったのだった。
そんな娘が卒業した学校の校長先生が
今日Facebookの投稿をしているのを見かけた。
こんな投稿だ。
インフルエンザ等のによる延長者を除いて
全受験者が揃いました。
本校の受験において
これがどれだけすごい出来事なのか
教頭先生は最後の一人を待ちきれず
坂の下までおりて行きよりゃったよ
温かい気持ちがこみ上げて止まらない
親子で励まし合いながら登る後ろ姿
彼らは目の前の受験などではない
この先につながる素敵な人生を
一歩一歩登っているんだよね
いろんな想いが交錯するこの坂道
この勇気溢れる初めての一歩は
彼ら自身が自力で踏み出した
かけがえのない大切な一歩なのだ
この一歩が小さな自信
につながる日が
必ずやってくる
あ~、涙が出てくる
『名前さえ書けば合格できる』と
バカにされることもある立花
でも、彼らが
『頑張って名前を書く姿』を見るだけで
なぜにこうも涙が止まらない?
バカにするならすればいい
同じ事実に対し涙を流せる大人もいる
ただそれだけのことだ。
バカにされて傷ついた過去が
うちの生徒達の優しさを育むならば
バカにする人達にも感謝しようぜ
全ての経験が積み重なって
今日ここに彼らを迎えているんだ
来年はこの子達が
受験生を抱きしめているんだろうね
事務室前のフラワーバスケットには
『受験生の皆さん応援しています』
と書かれている
学校が受験生を応援している?
それが立花なのだ
よく頑張って来たね
日本中の受験生のみんな
1人残らず抱きしめてあげたい
これを読んでいただけばわかると思う。
この学校は
不登校で数年から9年、もっと長い子は幼稚園にもいってない
そんな子達がたくさんいる。
家から一歩出ることが、
車から一歩降りることが
崖から飛び降りることに等しいくらい大変なことなのだ。
吐きながら、
泣きながら
冷や汗をかきながら
過呼吸にもなりながら
みんな、やってくる・・・
そんな1日
学校の職員は、みんな朝早くから祈るように
受験生を待っているという。
『ここに来てくれ、たどり着いてくれ』
『座って名前だけでも書いてくれ』
と・・・・
今日も朝から、そんな祈りの
1日だったのだろう・・・
この投稿を読んでいただいてお分かりになっていただけたと
思いますが・・・
最悪の専願入試日だったあの日
そこを乗り越えて
私の娘も・・・
この基本方針の学校で
この職員の中で
親子共々
“最高の経験”をさせていただいたことは
言うまでもありません。
今日を乗り越え、明日からは・・・・
素敵な日々が待っていますよ・・・
人生・・・まだまだこれから
一緒に楽しんでいきましょう・・・
みなさんの試験日はどうだったでしょうか?
どんな高校生活でしたか?