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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「話を聴いてもらえない」と思う理由

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相談者からよく・・・

「〇〇がちゃんと話を聞いてくれない」
ということをよく聞きます。

んーーー納得ができなかったということですかね。

〇〇側からすると、
え?っと思うようなことだと思います。

充分話したよね?
笑顔でわかりましたって・・・帰ったよね?
そうあの時のシーンが、
頭をグルグルめぐるかもしれませんね(笑)

たとえば、その面談で3時間かかったとしても、
その人が、ちゃんと話を聞いてもらえたか?

といえば・・・
そうは思わないこともあります。

「ちゃんと」「きちんと」「正確に」とは、
どういうことなのでしょうか?

これは、時間の長さではなく、
中味の濃さなのか?深さなのか?

つまり、その相談をされた方が、
自分の話を出せるだけ出せたり、
混乱していたけど、うまくまとめて話しができたり、
相談員が、自分の話を理解してくれたり、
相談員が、自分のわかっていないところを
理解できるように話してくれたり、
安心ができたり、次に向かうべき方向性が見えたり・・・


その相談者にとって、
今のもやもやした違和感が少し晴れたり、
行く道が少しでも明確になった時などに、
充分に話したと思えるのです。

なにか、もやもやしたままや、
わかってることを話されたり、
できないことをやるよういわれたり、
解決しないままで、
話しが終わったのであれば、
充分に話を聞いてくれなかったと
感じることなのかもしれません。

本来、相談があったら、
受け手側から時間を区切るべきでは
ないのかもしれませんが・・・時間は有限・・・

なかなか時間を思う存分とることができないのが現状です。

でも時間が多ければ良いわけではなく、
たとえ1時間など時間で区切って、
また、次回にしようと、
終了することもありますが、
それが次になったとしても、
この1時間の中で、その人が得られたと
感じられるものがあるようにするべきです。

時間いっぱい使って、
話せばいいのではなく、
ほんの10分でも、納得する話さえできれば、
きっと・・・そこで終了してもかまわないのです。
相談者が自分でこうしたいと進む方向を
決められる
そんな面談を心がけると、
相談をしてきた方も充分に話を聞いてもらえたと
思うのではないでしょうか?

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実際、相談をしてきても、
ご自身の考えは、
ホントはもう心の中で決まっている人も多いです。
自分の話を聴いてもらいたいだけということもあります。

それなのに、こちら側が
こうしよう、ああしようと
アドバイスをすることを主としてしまい
相談者の考えと全く違うことをアドバイスするような形に

なってしまうと・・・
相談者自身の考えが救われないでしょうし、
押しつけられたような感覚にもなりやすいのではないでしょうか?
納得感は得られにくく、
「ちゃんと聞いてもらえなかった」
という感覚になってしまうのです。

後押しをしてほしいだけの方もいますから、
見極めたいところですね。

「ちゃんと話を聞いてもらえた!」と、
相談をした人が、
すっきりした気持ちになっていただけることを
意識した面談を心がけていきましょう。

そのためにも、
まずは充分に話を引き出すところから
始めたいものですねーーー。

相談者自身が大切にされている感覚は、
思っている以上の心配りから得られるものだと思います。

相談者が主人公になり、
相談者が、来てよかったと思えるよう、
来たいただく環境などにも心を配り、
居心地の良さも含め、
「ちゃんと話を聞いてもらえた」

という心地よさにつなげていきましょう。