「障害」児・者に関わるとき・・・
私たち支援側は、良い意味で、
当事者を疑わなければならないときがあると・・・
思っています。
勘違いをしてほしくはないおのですが・・・
「良い意味での疑い」です。
つまり、「障害」児・者のことを、
悪者のように
疑うということではありません。
良い意味での疑いです。
どういう場面を想定しているかというと、
その「障害」児・者が、
何だか遠慮してるのでは?
本当は自分で決めたいんじゃあないかな?
誰かに手助けを求めるときなんだけどなーーー
という場面です。
自分の考えがホントはあるのに・・・
支援側に従おう、合わせようとする場面がありませんか?
そのため・・・
これに決めました!と・・・
自分の意見のようにいうことがありますが・・・
それって本当にそうなのかな?と疑いを持った方がいいのでは?
ってことです。
私たち支援側はえてして
「障害」児・者の方々に対し・・・
自分達は上から目線で物事を話していると思っていないでしょうけど、
どうしても「障害」児・者の方々には、
支援側を上と見ている傾向が強くあると思います。
そんな場合、
こんなことを言っても大丈夫かな?
言わない方がいいよね。
という気持ちになり・・・
支援側の意見に何かを言うこともなく従ってしまっている。
なんてあると思いませんか?
また、自己選択・自己決定ができていない人も、
この傾向が強く出ます。
今まで、「〇〇をしなさい」「それは〇それは×」と
言われ続けている人もこの傾向になります。
そういう場合に、
自分の意見は本当は別なんだけど・・・
ということができないので・・・
その部分が出てこないと思わないといけないですね。
支援側は、常にその部分では疑ってみていただきたいと思います。
そして、どうしたら?どうやったら・・・
本人の本当の気持ちや意見が出しやすくなるか?ですが、
やはりそれは
「本当にその意見ですか?」
「正直に言っていいんだよ」
「さっき言ったことと・・・変えてもいいんだよ」
など、意見が出しやすくなるように、
こちらから言葉のかけ方を変えてみてほしいと思います。
そして、充分時間をかけることが大切です。
「早くして」「まだなの?」「スピード!!」
などの言葉をかけると・・・
本人は委縮してしまうので・・・
ゆっくり考えられ聴ける環境は大事にしてくださいね。
それから、意見に対して、否定しないでください。
アドバイスと否定は違いますよ・・・
そして・・・アドバイスも・・・
上からのアドバイスにならないよにしましょう。
本人が考えたことに、自信が持てるように、
「なるほどね」「いい意見ね」「そんな考え方もあるね」などの、
支援側としての・・・
本人への後押しの言葉もつけ加えてみるといいですよね。
まずは疑い・・・本人の意見を引き出し、
その意見を認める。
そんなステップをしばらく続けることです。
「障害」児・者は育ってきた環境課の中で
どうしても・・・支援側の顔色を見るように、
なってしまっているモノなのですよ・・・
本人が感情を自由に表現できるように、
良い意味で「疑う」という支援にも気を配っていきましょう。