
福祉の世界に長く関わってきて・・・
管理職として従業員を抱える立場になった今、強く実感するのが——
「決めることの大切さ」と、
「決められなくなる空気の怖さ」です。
最初はボランティアや地域活動という・・・
善意と助け合いが基盤になっていたコミュニティでのリーダーシップで始まったこと。
でも、福祉事業所として人を雇い、その生活を支える側になったとき・・・
意思決定の重みは格段に増し私の心の中の大きな負担になりました。
とくに現場で大事なのは・・・
決めたことが後から変わることを恐れすぎないこと。
そのためには、職場の中に「失敗を責めない文化」「変化を受け入れる空気」が
必要です。
でも、そこに水を差すのが・・・
何気なく口にしてしまいがちな「ある一言」。
「前と言ってたことが違うじゃないですか」
この言葉、実は意思決定を止める呪文のような力があります。
その時の判断がベストだと思って動いたことを、あとから「矛盾してる」
と責められると、もう誰も声を上げづらくなります。
もちろん、場当たり的な決定や感情的な変更は避けたい。
でも、「今この時点でのベスト」を選び、環境の変化に応じて軌道修正することは、
決して間違いじゃないんです。
経験から言えること
私は障害児の母として、そして支援者として、
常に「これでよかったのか?」と迷いながらも決めて・・・
動いて、やり直してを何度も・・・繰り返してきました。
だからこそ思うのです。
情報が全部揃ってなくても、100%の確信がなくても・・・
いったん決めることが何より大事。
それがなければ、改善も前進も何も・・・起きません。
意思決定の後に・・・見えてくる景色もあるっていうのが現状。・・・
動かなければ、何も変わらない。
言葉が空気を作る
「なんで前と言ってることが違うの?」
「そんなの前に決めたじゃない」
「これって失敗だったんじゃない?」
こういった言葉は、本人には悪気がなくても・・・
現場の意思決定を鈍らせる原因になります。
決定には、勇気と責任が伴います。
だからこそ、互いの決断に敬意を持つ姿勢が・・・チームの信頼を育てるのです。
失敗しても、そこから学んで次に生かせばいいだけのこと・・・
一度下した判断を見直すことは、決して「ブレ」ではありません。
むしろ、進化の証なのだと私は信じています。
変化を柔軟に受け入れ、互いの判断を尊重する。
そんな文化を作るには、普段の“ひと言”がとても大事です。
私はこれからも、「動ける職場」「考えて試せるチーム」を
大切にしていきたいと思っています。
そして、自分自身もまた、「止まらない意思決定」ができるよう・・・
常に柔軟でありたいと思います。
まとめ:変化を恐れず、進む力を育てよう
意思決定はゴールではなく、次の一歩への「スタートライン」。
たとえ修正が必要になっても、それは失敗ではなく、前進のための学びです。
周囲のちょっとした言葉が、判断力や挑戦の芽を摘んでしまうこともあるからこそ、
変化に寛容な空気を育てることが何より大切。
「決める勇気」と「変える柔軟さ」、その両方を大事にできるチームづくりを、
これからも心がけていきたいと思います。




