
思春期って、親にとっても子どもにとっても、「試される季節」「試される時期」
なんだなぁと、しみじみ感じます。
身長が急に伸びたり、性別による身体の変化が出てきたり・・・
それに加えて「心」も一緒に成長していくのが人間の思春期。
『けなげに生きぬくいきもの図鑑』(実教出版)の著者で元高校教師の岡幸子さんは
そんな思春期の難しさを「人間だからこそ起きる現象」だと語っています。
たしかに・・・
人間以外の動物にも「親元を離れて独り立ちする時期」はあります。
でも、そこに“心の揺らぎ”や“自我の芽生え”といったプロセスを伴うのは・・・
人間特有なのかもしれません。
わが家の思春期、「大変だった?」と聞かれると…
私自身、3人の子どもを育ててきました。
「思春期、大変だったでしょ?」とよく聞かれるけれど・・・
実はそんなに“大変だった”という感覚はありません。
もちろん、まぁまぁ…いろいろありました(笑)
でも、おそらく最初に育てたのが障がいのある子だった、という経験が、
私にとっての“思春期のしんどさ”をやわらげてくれたのかもしれません。
なにか特別なことをしたわけでも、正解の子育てをしてきたわけでもありません。
ただ、「向き合うこと」だけは、ずっと大事にしてきました。
思春期の摩擦=心が育っている証拠
子どもとの摩擦が起きたとき、「どうしてこんなに反抗的なの…?」
と戸惑ってしまうこと、ありますよね。
でも、これってまさに「心が成長している証拠」なんです。
岡さんの本の中にも・・・
動物たちの生き方に“親と子の摩擦”のようなエピソードが描かれています。
たとえば「獅子の子落とし」。
これは、ライオンが子を谷に突き落とし・・・
自力で戻ってきた子だけを育てるという言い伝えで・・・
でも、実際のライオンの世界はそれ以上にシビアで、命をかけた試練が待っています。
もちろん、私たちはそんな過酷なやり方はしません(笑)
でも、「見守ること」「必要なときに手を離すこと」「それでも信じて待つこと」
そのどれもが、親にとっては大きな挑戦です。
家庭も、地域も、職場も、みんな“リーダーシップ”の舞台
私は最近、『強いチームをつくる!リーダーの心得』(伊庭正康さん)という本に
出会いました。
営業リーダー向けに書かれた内容なのですが、読みながら
「これって、子育てにも、障がい児支援にも、地域の活動にも、まるごと当てはまる!」と・・・
何度もうなずいてしまったんです。
たとえば
「部下の警戒心を解くには、まず雑談を」とか・・・
「叱るときは“人格”ではなく“出来事”にフォーカスを」など・・・
思春期の子どもと向き合うときにも、まったく同じことが言える気がしています。
子どもたちの「けなげさ」に、私たちは何度も励まされている
思春期のモヤモヤに悩むのは、親だけじゃなくて、子どもも同じ。
でもその中で、自分なりに一歩ずつ歩こうとしているその姿こそ・・・
けなげで、愛おしくて、たくましいものです。(今だから言える(笑))
そんな子どもたちに、これからも「向き合っていける大人」でいたいなぁと思います。
完璧じゃなくていい。ただ、そこにいること。話を聴くこと。一緒に笑うこと。
今日もまた、「向き合う」ということを、大事にしていきたいと思います。




