「障害」児者当事者とお話をする中で
常に「負の感情」をお話しする方がいらっしゃいます。
「仕事でこんな風に言われた」
「あの人がこの人がこんなことを言った」
「なんか本当に自分ってできないんです」
「なかなかできるようにならない」
鬱の状態の人は【吐き出し】が必要なことはわかっていますが・・・
そんなとき
ついつい励ましてしまったり
「わかるわかる」なんていってしまおうもんなら・・・
「気持ちをわかってもないくせに」
「そんな簡単な問題ではない」
ってなっちゃいますよねー---
時には天気のよい話をしたり、気分転換にと
自分の話なんかしようもんなら・・・
「自分の鬱の状態が悪くなる」
「人の気持ちなんて聞いてない」
なんてなっちゃったりすることもあります。
要はその方の状態がまだまだ0地点から
ほど遠い状態ってことなんですよねー--
多分・・・そんなことを言ってしまった後には
また自己嫌悪に陥っていたりして・・・・
「もう自分はダメだ」「もう誰も相手にしてはくれない」
ってなっちゃったりしているもんなんですよ・・・
でも0地点にまで【吐き出し】ができていない人に
何を言っても逆効果だということは知っていた方がいいかもしれませんね
私もいまだに・・・
「あー--やっちゃったー---」
って思うこと・・・あります。
人間だから・・・その時は一瞬ムッとなりますが・・・
(本人には見えないとこでね・・・)
でも・・・そんな感情は・・・すぐ整理できるようにもなりました。
0地点になったら・・・やっと「聴く」状態から
やっと・・・お話できる状態になる。
「どうしたいですか?」「どんな自分になりたいですか?」
がやっとできる感じですよねー--
「変わりたい」なら・・・少しづつ無理のない方法で
自分の思考を変えていく練習からできると思います。
簡単な方法としては「リフレーミング」
とかかなー--
ネガティブな事象を別の角度からとらえ、ポジティブに再解釈する
ってことなんですけど・・・
簡単に言えば、「嫌なことをポジティブ変換する思考テクニック」です。
- 仕事で失敗した→貴重な経験ができてよかった
- 上司に叱られた→指導してもらってありがたい
- 人見知り→礼儀正しい
「なるほど・・・自分に都合よく話を変えるってことね・・・」
って思う方がいるかもしれませんが・・・
それとはちょっと違います。
事実を否定せず、事実の解釈を変える・・・
例えば・・・
仕事で失敗したときに・・・
「失敗したけど、あれは失敗のはんちゅうにはに入らないよね」
・・・は事実を捻じ曲げた状態ですよね
事実を否定し逃げてしまっている状態といってもいいかもしれません・・・
そうではなく・・・
「失敗しちゃった、でもよい経験になった」
みたいな感じです。
はじめはちょっと難しいかもしれないので・・・
自分が今日あった出来事を・・・
ノートに書いて・・・自分の思考癖を視覚化するといいかもしれませんね
ノートの左側に今日あった嫌だったこと、ネガティブな感情を書き出し
→をして右側にポジティブな解釈を書いてみる・・・
「なかなか難しいなー--」って人は・・・
他人事として
「これが●●さんのことだったらなんて言うかな?」
とか・・・
「これがポジティブな○○さんだったらなんていうかな?」
なんて想像してみるといいかもしれませんね・・・
秋の夜長・・・
「考える」時間が長くなって・・・
ご相談の多い季節到来・・・ってなってきました。