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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「障害」児の親に今伝えられること

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「障害」児の子どもを持つと・・・

 

「こういうこと、してあげたかったなあ」

「これは、やっておいてよかったなあ~」

 

ってことが振り返るとあります。

 

大人の10年と・・・

子どもの10年では・・・あらゆる面で伸びしろって違いますよねーーー

「障害」と一口にいってもそれぞれに違うし、子育てに正解はありません。

でも実際に育ててみると・・・

10歳くらいまでに

「もっと、こうしておけばよかったなあーーー」

と思うことがたくさんあって・・・

そういうの先に知っておけばもっと良かったと思ったので

今、私はそんな経験をお話しできる立場になってきました。

あくまで私流、我が家流なことなので・・・ご了承ください

「やるべきこと」・・・というか・・・

実際は私が・・・

「もっとこうしておけばよかったなあーーー」

「これはしておいてよかったーーー」

 

と思うことばかりなんです。

 

「障害」児のわが子をしっかりさせたいと思うがあまり、

「ひとりで何でもできるようにしないと」

「自立にむけて育児しなきゃ」

というような考え方は勘違いだと思ってください。

 

しっかりと大人に成長させたいと思うのならば・・・

支援(福祉、場所、人)に頼り、関り先を増やしましょう。

言い換えれば依存先を増やすということです。

 

・自由のできることが多い=依存できる場所が多い
・不自由で動きづらい=依存できる場所(頼る先)が少ない

 

そう思っててもいいと思います。

たとえば、家族においてもママに怒られてしまった場合、

パパやきょうだい、祖父母という逃げ場、頼り先があれば、

メンタル面回復も早いでしょ・・・

反対に逃げ場がないような状況であれば・・・

気持ちの切り替えにきっと時間がかかるでしょう。

小さいうちから支援先や頼れる場所をたくさん作っておくことで・・・

本人も頼る人がたくさんでき・・・話しやすい人や

気持ちの逃がし方や回避方法を覚えていくことでしょう。

それは大人になっても体が覚えているので・・・

生き辛さを抱えた「障害」児達が、苦手な人や場所を我慢しすぎるのではなく

「ここなら頑張れそうだ」と思う場所を

見つけることに繋がるといいなあと本気で思っています

情報で頭でっかちになるのではなく・・・

ママが目の前にいるわが子のことを良く知るということです。

この子どもは「「障害」だから」と思いながら過ごすのではなく・・・

「この子はどんなことが苦手で、どんなことが不得意なのか」

「どういう環境なら、生活しやすいのか」

「その為に私がサポート出来ることは何なのか」

を親である自分がちゃんと知ること・・・

そして、それを自分の周囲に発信していけることって大切。

実際に「障害」児の親をしていると、孤独を感じることが沢山ありました。

それは、わが家だけではありませんでした。

幼稚園や保育園にはいると、自分の子と周囲の子との成長の差を比較して、

多くの「障害」児の親たちの空虚感をききました。

公園などに行けば、子ども同士で遊び始めます。

その間ママ達は、遠目に子どもを見ながら木陰で談笑。

「障害」児の親である私はどうでしょうか?

いつどこに動き出すか分からない・・・

わが子から目が離せません。

談笑して親交を深めるママ友や、子ども達同士で笑いあうそんな姿をみて、

どんどん虚しく孤独な気持ちになっていきます。

私は、周りをずっーーーと羨ましいと思っていました。

ですが、「障害」児育児に少し慣れ、歳を重ねて思うことがあります。

周りの今見えていることは、ホントに生活のごく一部です。

目に見えている部分は輝いて見えても・・・

その方々も「家族」「仕事」「健康」では苦しいことがあるのかもしれません。

見えない部分はわからない。

自分の人生を生きましょう。

自分の人生とは自分が主人公であることです。

自分が笑って輝いて過ごすためには、周囲と同じ生き方を求めるのではなく・・・

「障害」児を育てるのは大変ですが・・・

でもどうやってすごせば笑って過ごせるのか考えましょう。

社会性の意味も・・・取り違えないようにして下さい。

わが子に社会性を身につけさせないと・・・

幼稚園や小学校という集団のなかにいれば思うでしょう。

「障害」児をつれて公共の場に出かけたときには・・・

人に迷惑をかけることもたくさんあるでしょう。

そのことで

「やっぱり、社会性がないからだ」「社会性が大切」

と思いがちです。

でも、日本って一律すぎるんです。

世界基準でみれば人種や宗教、生き方に多様性があるのが普通。

日本もこれからダイバーシティとなっていくことになると思いますが、

多様性の受け入れは避けては通れない問題ではないでしょうか?

社会性とは周りからはみ出さないようにすることではなくて・・・

人にはそれぞれに違いがあるんだと理解することだと思っています。

子どもを育てていると、誰かが作った育児のレールの上を示されがちです。

その目に見えないレールが存在することで

 

「このレールを歩いていくのが普通だよ」

「このレールを歩いておけば安心」

 

逆に

「このレールからはみ出したら大変なことになるよ」

 

なんて・・・感じることありませんか?

 

でも違いますよ。もっと、長期的に物事を考えましょう。

 

今準備されている育児のレールを辿って行けば、20年後もかわらずに輝かしい生き方を手に入れることができるでしょうか?

時代のスピードも速い、ゴールは確実に変わっていくでしょう。

個人の考えやあり方も確実に変わっていきます。

だから、どんなに用意周到にしておいても先のことは誰にもわからない。

そんな変わりゆくのに今ある敷かれたレールの上を歩かせるのではなく、

この子が将来も元気でイキイキと生きていく為に今できることってなんだろう?

それを考える余裕が親として大切だと思います。

子どもを産むと「親」になります。

親というのはあくまで肩書、あなたにはあなたとしての人生があります。

ひとりの人間として、時に親であることを忘れれるような時間もつくりましょう。

子どもに依存し過ぎないように・・・(ここ結構多い)

そしてその依存が子どもにとって重すぎるものとならないように、

親が、ときに羽目をはずしたり・・・夢中になったり・・・

何かにチャレンジするような時間を作って下さい。

子育てをしていると

「子供の好きなことを見つけましょう」

「子供の得意なことをさがしましょう」

と言う言葉を耳にしますが・・・

子どもは好きに生きますし、得意なことも自然に見つけていきます。

その後の親子で過ごす時間を、親が笑顔なのかどうかということに意味があります。

親がイキイキしていれば、子どもだって嬉しいはずです。

子どもは親の姿はよく見ています。

 

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私がここ数十年でわかったのは・・・

違う価値観や環境で生きる人たちへむけて、「障害」児の特性や育児の大変さを伝えようといくら努力をしても・・・

残念ながらなかなか伝わらないことだらけ・・・

そもそも他人は自分の生活に関係ないことには理解を示しにくい。

周囲に理解して貰えず「障害」児の育児がずっと続くなんて・・・と

悲観的になることもあるでしょう。

でも反対に・・・

自分にとって何が大切で、誰が味方なのかを

知ることができる人生を手に入れたということでもあります。

周りに合せすぎる人生を手放し・・・

少しでも自分が穏やかに過ごせる環境に身を置いて行きましょう。