うちの娘の場合。様々な事業所を経験済みです。
就労移行、B型、Ą型・・・彼女はどこに行ってもマイペース。
結構どこでも合わせられる・・・
でもずーーーっと見てきて・・・
彼女がこだわっているのは・・・
人が好きな彼女はちょっとおせっかい・・・(私に似てる(笑))
だからポイントは・・・
「人の役に立つところ」「感謝の言葉が行きかうところ」
それにずーーーっと支援するとか支援されるとか言う意識のないままに
地域で過ごしてきているから・・・
よくも悪くも「スタッフ」と「利用者」の垣根が低いところ
つまりは「対等」であるところ・・・なのかもしれない・・・
みなさまのお陰様で今までやってきて・・・
様々な場所で生活させていただき・・・
彼女が勝ち得てきた【人脈】【居場所】
その経験から・・・今は・・結構
作業能力もついてきているようだ・・・、
何にでもとはいかないが・・・まあまあ・・・積極的。
毎月の工賃支給日には、
「今日は給料日ーーー」と嬉しそうには言うけれど・・・
私は彼女の明細書を見たことがない・・・で・・・お金にも執着がないので
次の日にはーーーもうどうでもいい!!
お金とは何か?どのように使うのか?使って何ができるのか?は
彼女自身ちょっとずつ理解してきて・・・今ではもうしっかり知っています。でも・・・あまり興味がないのです。
出かけるときやショッピングに行くときにもらえばいいって感じ・・・
うちはこんな感じですが・・・
他の子も聞きますが・・・お金を理解してない・・・価値や支払いなどしたことがないという子もいて・・・現在の年齢や障害程度などを考えると・・・
金銭への理解を進めていく支援は困難な人もいるのも事実。
たぶんうちも・・・わかるのは10000円までじゃあないかなーーー
何度かĄTМでおろさせてみたけど・・・千円十枚も一万円十枚も
さほど表情は変わらなかったから・・・
でも・・・どの子も・・・働く喜びを知っています。
利用者さん同士で協力する楽しさ、受け持つ作業を果たした達成感、
製品を買ってもらえたときの嬉しさ、感謝の言葉がもらえること、
販売商品が完売したときの喜び・・・・
みんなみんな経験しています。
だから・・・みんな・・・それらに価値を見出している様子もうかがえます。
この子達にとって・・・工賃(給与)とは・・・
毎月の頑張りを賞して施設側から授与される“記念品”のようなものかも知れません。
労働へのモチベーションは、うちの子の場合・・・いや・・・多くの子が
工賃の金額からは生じないのではないでしょうか?
労働の根本にある尊さを、娘や利用者さんたちは教えてくれます。
そして、それぞれの労働を無駄にしないこと・・・
その喜びと対価をどう結び付けていけるか?
福祉に関わるもの・・・「障害」者の労働(就労支援所)に関わるものとして
これからどうあるべきなのか?親としてもですが・・・
深く考えさせられます。
これからの事業運営の重要性を・・・かかわるものとして痛感させられるのです。
現場に関わるみなさん!!施設長さん!!
みなさんは・・・いかがお考えでしょうかーーー?