みなさんおお子さんも就労支援所やその他から
初めてお給料をもらう日があったでしょう?
特別支援学校やその他を卒業して就労先である、
それぞれの事業所や雇用先で働いて、初めてのお給料。
それってどんな感じでしたか?
感動を覚える方、幸せを案じる方・・・ん?これって・・・
社会問題を考える方・・・
とにかく私は・・・その価値と重みについて考えさせられました。
お給料日の前日に、
娘:「明日は、給料日って言ってた」
と、私に報告してくれました。
私:「えそうなの・・・楽しみね」
と言うと、ニコニコして笑っていました。
普通なら?健常児と言われる人なら
高校生くらいになると、アルバイトをして、
早ければ16歳で、お給料をもらう体験をする人もいるでしょう。
知っている子達は様々なところで早くからアルバイトをしています。
「障害」者の娘とは違い
早くからお給料をもらう経験をできる人もいるのです。
「障害」者となるとその経験は高校生からアルバイトをする事は
現実的ではなく難しくかった。
「アルバイトでお給料をもらえる事は、当たり前だと思っていたけど、
それが叶わない人もいるのだ」
と正直、親心に何とも言えない気持ちをもった事もありました。
が・・・もっと前向きにつくっちゃえばはよかったと・・・今は思います。
息子と同級生の子どもさんがアルバイトしている姿を見かけると、
「大きくなっったんだなぁ~、うちの子もあんなふうになっていたかな?」
なんて思うこともあったりしました。
考えてるぐらいなら・・・どうしたらよかったかもっと前向きになるべきでした。
でも、これはまあーーーあるあるの普通の感情だと思っています。
でも考えるくらいだったら「考動」すればよい・・・と今は感じます。
若いころは未熟で
そんなことを考える繰り返しで、
「あーーいいなーー」なんて考えて
できないことと決めつけていたんですねーーー
高校生活が終わりに近づくと「就職」「就労」がちらついてきます。
どんなとこらに行けるのか?高校は普通高校がったので・・・
親が考えるしかないと思っていましたが・・・
高校の先生方が尽力していただき・・・実習にも様々経験させてもらい
「この子の体力面」「コミュニケーション力」「理解力」
様々なことを現実を直視しながら・・・考えるようになりました。
実際に体験して働いてみると、厳しい現実が待っていたからです。
働くことは、「障害」者の娘とって、とても大変で、
お給料をもらうってことの現実を考えさせられました。
最初は・・・B型と言われる事業所に・・・
最初は1日500円10000円くらいの給料だったと記憶しています。
この金額が多いか、少ないか?考えることもありましたが・・・
親として考えたのは・・・このいただいたお給料には、
重みがあったということです。
金額じゃなくて、
1円でも、娘が稼いできたと言うことに、重みを感じました。
そして、娘が社会に参加し、
何かの役に立っているという喜びもありました。
お給料をいただいた日に親子で喜びました。
今まで、いろーーーんなことがあり、
不安、恐怖、悔しい、哀しい、辛い・・・
そんな思いで悩んでいっぱい泣いた日もあったけど、
ここまでたどり着いたのだと、穏やかな気持ちにもなりました。
娘が喜んで健康で、社会参加できることに感謝しています。
そして親である私も子どもと共に進化してきています。
あれから彼女は幾度となくいく先を変えてきました。
そして今、とても幸せな働き方をしています。
でもまだまだこれから・・・親子ともに進化していきます。