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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「障害」児・者団体広報エッセイ集より10

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私たちの会には・・・
造形教室、ハンドメイド、スポーツ、ダンス
カット、学習会、音楽、ボーリング・・・
様々なことをしながら・・・
そして・・・講師の方々にも協力していただいています。
そして・・・
その講師の方々もかかわりの中から
様々なことを感じ取ってくださっています。
ホントに幸せな活動だと思っています・・・

トゥインクル

「ぼく、ちゃんとべんきょうしたい」

学校では支援学級で過ごし、クッキーを作ったり体験学習で
電車に乗ったり楽しそうだったのに、疑問を持ったらしい。

 発達障がいで学習にむらがあり、普通学級ではついていけない教科がある。
本人の生きづらさ、育てにくさがありながらも
発達障害の診断を受けるかどうか悩む。

 これまで友人との関係や地域の学校に通えるのか、
今後の進学や就職がどうなるのかと不安は尽きない。
しかし、発達障害の診断を受けて手帳を持つことで激変したこと・・・。
診断をして何ができて何ができないのかがはっきり解った、
好き嫌いの意味が解って育てやすくなった。
発達の凸凹をどうするか?それは、専門家に委ねることができた。

 手帳を持ったことで心置きなく美術館や博物館、
コンサートを楽しむこと外出が多くなった。
何よりも本人の意思を尊重した素晴らしいママが子育てに
自信がつき強くなったこと、
手帳を持っていても普通学級でできるだけ教科は受け、
苦手な教科は支援学級で学習する。
タブレットやレコーダー、耳栓やヘッドホンを許可してもらい活用する。
学校や先生とのいい関係をつくる。
または、支援学級で十分な支援を受けるなど道はいろいろある。

 前例がないからと言われても尻込みせず、

「自分で前例をつくる!」

という強い意志があれば大丈夫。

 絵を指導していて感じることは、ひとりひとり、
それぞれの良さがある絵を描いてほしいということ。
毎日コツコツ積み上げるタイプ。
ときどき天才が現れるタイプ。
時には後戻りしたり停滞したりと・・・
そんなときには気分を変える。

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今までできなかったことも明日はできるようになる。

無理強いはしない、したくない子には、
いい絵は描けないからと一般的にはですが・・・例外もあり。
苦しみや悲しみがエネルギーになるのも芸術だから。
ストレス解消に描いてもいい。
思春期までは気持ちが、もやもやイライラで血みどろの絵を
描くこともよくあること。
ハンディがあっても子どもは確実に育っている。

「こだわり」
が一生変わらないとは限らない。
結果はすぐには出ないので、長い目でゆっくり見守ることを大事に指導し、
他にできること興味の出ることを模索する。
可能性はだれにだったあるし可能性は無限大。
すべては絵を描きにきた子どもたちが教えてくれたこと。

教えるつもりが反対に教えられていることの方が多い。

「ぼくちゃんとべんきょうしたい」

といったこの子は絵画教室を卒業した現在、
普通高校でいい先生と巡り合い、芸術大学受験に向け頑張っている。

 これからも斜めの関係で、この個性的なキラキラした魂の
小さな芸術家たちと楽しく活動していきたい。

 芸術は個性が一番だから・・・             (k・k)