卒業式・・・
そんな時期になってきた。
世間は何かと慌ただしいのだけれども・・・
子ども達が、大人になると、
学生の頃とは違い、あまり“節目”と言うものがない。
うちの第１子の「障害」者の娘も・・・
地元小・中・・・卒業し・・・
そして、私立高校を卒業し・・・
楽しかった、学校生活ともお別れして
はや、１０年以上・・・
さまざまな“出会い”をへて・・・
今の支援所にいる・・・
２９歳・・・Ā２療育手帳のそんな彼女・・・
生活自立度はいかなるものかと考えながらも・・・
そろそろ彼女の生活の拠点をかんがえなきゃ・・・
とは思う年齢になってきた。
実年齢より精神年齢が１０歳くらい違うかなーーー
(だから・・・ソロソロか・・・)
私たちも夫の定年も近づき
早め早めに考えた方がいい年齢にもなってきた。
(ソロソロしっかり終活を考える時期だ)
うちは持ち家なので彼女が自宅に
親亡き後も住み続けたいのなら・・・
いればいいけれど・・・って思って聴いてみた。
「誰もいなくなっても・・・ここで、ヘルパーさんとかお手伝いに来てもらいながら・・・生活していきたい？」
けれど、彼女は即答。
「ひとりはさみしい」
と言った。
「兄妹は、いづれ、いなくなるやん。
お母さんたちも、いづれ死ぬでしょ。
そうしたら・・・
どっか別に住むの？
一人暮らしじゃあなく・・・？？
じゃあ前に、見学に行ったグルー
プホームみたいなとこ？？」
「うん。」
そうだな・・・にぎやかが好き。
家族も動物入れたら今までずーーーと大家族。
しーーーーんとした空間の中での毎日は
やはり、寂しいか・・・
そうかーーーそうだなーーーー
見学には何件かいったけど・・・
高いか・・・人里離れていて・・・
自由度が・・・？？？？
んーーーなかなか・・・
良い条件や物件がないのが現状・・・
彼女が“欲しい生活”は、
なかなか、そう簡単にはないのだ。
障がい者でしょ！
だから・・・
諦めて無難なところで・・・
いいんじゃあない・・・
なんていうのは
やはりちょっと違う！！
そう思う。
シェアハウス・・・
そんな形態がきっといい！！
さまざまな人が、老若・・ごちゃまぜで・・・
やれることやれないことを
それぞれが補い合う・・・そんなカタチ・・・
ないならつくるしかない・・・が
はてさて・・・
何年後になるかなーーー。
来年度ǸPO法人の活動は、４０周年を機に
原点にかえり・・・本当に必要なことの精査と・・
時代の流れの中での違った共生の在り方、
ǸPOの運営の仕方を考える年にするとともに
行事自体は大きく減らしながら・・・
調整していく。
そこで、私自身は時間を確保し、
今までやることが多すぎて
思う存分やれなかったことや
新しい事への挑戦、今までやってきたことを
カタチに変えていきたいと
思っている。
現状の苦しさから逃げる・・・
なんてことではなく
(実際苦しいことはたくさんだけど・・・
逃げたりしない！！だって、自分の大好きなことだから・・・)
自分軸(コア)を大切にしながら
自分が今まで体験、体感したことや
個性や強みを最大限に・・・
そして
自分が、先輩方に救っていただいたように・・・
救われた数々の出来事を思い出し、
伝えながら
自分のやりたいことを思う存分、
エネルギッシュに行動に変えて
また、さらに新しいつながりや
学びをいただきながらの１年に・・・
していきたいって思う。
「障害」の有無にかかわらず、誰もが住みやすく
そして、イキイキと安心して
幸せだな・・・って思いながら生活できる。
そんな街になるように・・・
