困ってるんだなー--
でもどうしたらいいか分からなかったんだなー--
って思う。
「お子さんのことで、お話しできたら」
っていうと・・・
「待ったました」とばかりに食いついてくる人・・・
「何を言われるのかしら?」
って不安そうに「なんでしょう?」って感じの人・・・
なんだかわからないけど・・・とりあえず聞いてみよう
って思い来る人・・・
様々な反応があります。
抱えてる期間は・・・数年の方・・・10数年の方・・・
いやいやもっと・・・って方も・・・
でも・・・来られて2時間くらいお話を聴いて
帰られる頃には・・・
「あー--なんだかスッキリしました」
「そんなことだったんだー--って気持ちが軽くなりました」
「原因は私にあるって気づきました」
「あー--そんな単純なことだったんですねー--」
「なんか・・・叱られたりするのかな?とビクビクしてきてました」
「なんで、もっと早く来なかったんだろう?って思いました」
そんなことをおっしゃる・・・
私は基本その方を呼ぶ時って・・・
お子さんに多く接してて・・・
「あー--このこと伝えたいな・・・」
「ん---困ってらっしゃらないかな?」
「このことを伝えて一緒に考えていきたいなー--」
「現在こんな状況だけど・・・家ではどうなんだろう?」
ってときだったりする・・・
基本・・・「聴きたい」ってこと
たいてい状況をお聞きしながら・・・
「こんな状況ですけど」って状況説明したり
「なるほど・・・こんなことはありませんか?」
って見ている内容から疑問に思っていることを聴いたり
「こんな体験の数は?」
「きょうだい児との関係は?」
「ご家族の中では理解はどんな感じですか?」
って聴く中で・・・家族の思いや受け止め方が見えてきたり
して・・・
私はその状況がありありと映像化できるくらいまで
結構掘り下げて聞いたりします・・・
そして・・・なるほどなー--って
何となく理解できるところまで聞きこみます。
・・・で・・・
「どうして行きたいですか?」
「どうなってほしいでしょうか?」
って要望を聴いたり、向かいたい先を聴いたりします。
中には・・・それも見失ってしまっていて・・・
「お金を残すことしか・・・」って言われる方がいます。
「お金って無くなるし底をつきますよ」
「それより今のうちにやっておいた方がいいことは何だと思いますか?」
なんて聴くと・・・
もー--どうしていいんだか・・・って泣いて・・・
「でも・・・これって私がしてきたこと・・・」
って言われて・・・
「ご自分を責める必要はありません・・・ずっと抱えて悩んできた。」
「一生懸命やってきたのはよくわかります」
「でも家族だけ一人だけでは限界があるんです。考え方も、容量も」
っていうと・・・
「私が変われば変わりますか?」
って・・・言われる方もいて・・・
「そうですね・・・まずは自分からです」って・・・
いって宿題をお渡しします。
誰でもできる簡単な子どものこと・・・
でも・・・みなさん・・・
これに結構苦戦するんです。
私も最初はできませんでしたが・・・今では誰のだって
ちょっと付き合えば・・・すらすら出てきます。
そして・・・変わっていかれる・・・
吐き出しの相手がいて・・・一緒に考え悩んでくれる人がいる
これって・・・
本当に大事ですね・・・