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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

受験シーズンに思うこと  パート2

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昨日は、ドタバタ“受験”の話をしました。

 

さあ、これから3年間なのか・・・

早くいかなくなっちゃうのか・・・

3年以上行っちゃうのか・・・

 

ドタバタ高校生活の始まりです。

学校入学前まで何度も学校へ行く練習をし、

入学式後の初日。

友達と2人で登校。

 

 

・・・・と電話・・・

 

「お母さん、まちがえたあ。どこ行ったらいいかわから

ん。」

 

「今、どこ?」

 

「博多駅」

 

そっかあーーーーーー

降りてはいけない(練習時も降りてない)のだけど(ここから数駅先)

ここで降りる人が多くて流されて降りちゃったな・・・

 

「わかった。大丈夫よ。駅員さんわかるね?」

「うん」

「制服着てるよね。その人に定期を見せて、ここに行きた

いといって乗るホームを聴きなさい。

駅員さんだよ。その他の人に聴いてはダメだよ・・・」

 

(人を信用しないわけではないが、朝みんな忙しいし違う教え方をされると

また混乱するし、いい人ばかりとは限らないので・・・)

 

「わかった。」

 

と弱弱しい声で言った。

 

相手の子も親に電話をしていて

私が電話すると、お父さんが学校に向かって

年時休取って向かったと・・・(有難い)

 

その後、私は、学校に電話

 

「学校に行こうとして、電車がうまくいかなくて・・・遅刻すると思います。」

 

「あーーーーわかりました。

朝から、結構電話かかって時間通りに

来れない子は他にもいますから

大丈夫ですよ、伝えときます。」

 

って・・・

 

ーーーーーーこの子達だけじゃあないんだ(不登校の受け入れもしているので)

 

良かった。(なぜか????(´▽`) ホッ)

 

追いついたお父さんから電話

 

「2人で電車を降りて坂道歩いてました」

「ありがとうございます」

 

 

ホントに有難い・・・・

でも、2人でやれたんだ・・・

きっと自信になるな・・・

また、1つ学んだな・・・って思った。

 

 

それから電車にまつわるエピソードは多い。

学校を通り越して北九州まで行ったり

その時は1人で、私は仕事とわかっていたので

学校に電話して

 

「どこかわからん?怖い」

 

と言ったという。で先生たちが支持して

到着時間に最寄り駅に迎えに行ってくれたこともあった。

 

帰りも通り越して駅から電話があり送り返してくれたことも・・・

 

2人で寝てしまったり・・・

喧嘩して1人で帰っていての出来事だったり・・・

 

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学年があがるときには毎回呼ばれた。

授業をさぼって、または点が足りなくて

単位が足りない。補講だ・・・

出席日数は申し分ないので・・・の繰り返し。

(まあ覚悟の範囲内)

学校での格好もウエスト折り返したり

靴下を・・・リップを・・・

みたいなみんなの真似っこをしていたり・・・

もそれなりに、たまにしていた。

 

修学旅行の前年は話し合いがあった。

 

学校は、「私たちに、難病や病気の変化のある子の親も

ついてきてもらっているのでついてきてほしい」の提案

 

私たちは「難病でも持病もないから行かない」の提案

 

結局、「行かない」ことで話は決着。

 

来年度の女性教員担任制、添乗員に女性を入れる。

宿泊先の協力等の提示をし、

何かコトがあったら自分達が行くということで決着した。

 

学校の中のハプニングも様々あった。

そのたびに“話し合い”をし一緒に考えていった。

 

この学校の創設者は

 

「ひとりの子を粗末にするとき教育はその

光を失う」

 

と説いている。

 

この思いを受け継いできた先生方だから

どんなに学校があれても

2人しかいなくなっても・・・

 

今があるのだ・・・

(現在は定員オーバー、そのことに喜んではいない

社会課題が反映されているから・・・不登校受け入れのため)

 

彼女の入学式は120人か140人くらいだったか・・・

卒業時は90人ほど・・・

3年間で“卒業”のひとばかりではないから・・・

卒業式には4年目、3年半、5年・・・様々な人が一緒だった。

 

私も一緒に時間を共有させてもらって

本当に“学ばせてもらった”

 

謝恩会のとき先生方にお礼に回ると

ある先生がこうおっしゃった。

 

「入学選考試験のとき、正直、判定会議

(かかることは想定していて知っていただく活動を

入試までにしていた)にかかりました。

そこで入学させるか、させないか・・・

本当に僅差だったんです。

けれど、この子達に自分達が学ばせてもらおうと、

入学が決まったんです」

 

「本当に勉強になりました。」

とも・・・

 

校長先生は

 

「知らない駅で降りて「怖い」って電話してきたときの職

員会議で

「怖い」と言葉を発する子はまだいい。「怖い」と言えな

い声なき子達のコトを

自分達は、もっと考えていかなくてはいけないと話したん

だよ」

 

とも・・・

 

他にも沢山お話を聴いた。

 

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この子達は幸せだった。

 

しあわせに“社会勉強”をさせてもらった。

 

各学校の先生方、学校の周りの方々、

駅員さん、買い物先、地元のみなさん・・・

 

義務教育ではないこの3年間の貴重な体験・・・

とても大切な時間だった。

 

だから・・・今も・・・

先生方との「お付き合い」は続いている・・・

そんな人とのつながりは“行動”する限り広がっていく・・・

これからも・・・ずっと・・・