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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「障害」児と共に~暮らしやすーーーーくなるために~7

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「障害」児が、

大人の階段を上がっていく時期は・・・

それぞれ違うかもしれないけど・・・

 

年齢相応の訓練は・・・親も子も必要だと思う。

 

年齢より子ども扱いしたり・・・

わからないだろうから・・・とやらせなかったり・・・

まだ・・・早いと親が勝手に判断したり・・・

 

「本人に決めさせる」

「本人がどうしたいか考えさせる」

 

ということを省きがちになったりします。

 

そう・・・中学校を卒業し・・・義務教育を修了して

さあーーーこれから・・・高校生・・・

これからは・・・

「自己責任」が課題かなーーーなんて・・・

ぼんやり思ってた・・・

 

高校は遠い・・・

特担は何度も通学路の練習をさせて・・・

ガイドブックもつくって準備万端にしていた・・・

入学式は一緒に行ったが・・・

さあ、その後2人は自分たちの力で学校に通うのだ。

 

大丈夫かなーーーんーーー失敗はするだろう・・・

それは・・・今日か?いつか?

そう思いながらもドキドキする気持ちを抑え

送り出し・・・電車に乗ったのを見届け

私は仕事に行きました・・・

 

・・・と職場につき間もなく電話が鳴る・・・

 

「間違えた・・・」

「ん??そこどこ?博多・・・」

 

(一番乗降客が多い駅で流されて降りたらしい・・・)

「わかった・・・そしたら・・・

学校には連絡しとくから

駅員さん・・・

制服着て駅にいる人が

いるでしょう??

その人に定期券を見せて

ここに行きたいので、

ホームはどこですか?

って聞いて・・・わかった??

駅員さんに聴くのよ・・・

誰でもに聴いたらダメだよ・・・」

 

そう言って・・・

学校に遅刻の電話を入れて・・・としていると

一緒に行っているお友達のお父さんが・・・ 

 

「時間休取って・・・

        今から見てきます」

 

と学校に向かってくれたようだ・・・

私も心配はしたが・・・まあ・・・これも経験・・・きっと

大丈夫!!と腹をくくっていた。

 

その後・・・

 

「2人は学校について

  学校の坂道を上がってました」

 

って報告をもらった。

まあーーー初日から・・・てんやわんやだ・・・(笑)

 

初めて携帯を持たせ・・・利用も上手に・・・

連絡できた。

 

電車では車掌さんか運転士さんの近くの位置にいなさい・・・

(何かあったときに目につくところにいること)

これも守れた。

 

でもーーー通学練習の成果がイマイチだったかーーー

まあついたから・・・よし!!よし!!

 

これは・・・卒業するまで何度も続きました・・・

 

友達と喧嘩してひとりでいって・・・寝過ごして

とーーーくまで行ったり・・・

 

帰りも2人して寝過ごして自宅から南のずーーーーと先まで

行ったり・・・

北に南に・・・右往左往していた・・・

 

よって・・・

 

乗降するところの駅員さんとは大の仲良しになり・・・

お世話になって・・・可愛がってもらった・・・

 

「元気なお嬢さんで・・・」

「いつも元気に挨拶してもらえて・・・」

 

って私にも声をかけてくださって・・・

 

卒業時は・・・

学校近くの駅の駅員さんが高校の先生に

 

「あの子達にもう会えなくなる

    と思うと寂しいねーーー」

 

って言っていたと聞いたりもした。

 

地元の駅員さんにも

バレンタインにチョコもっていったり・・・

手作りお菓子もっていったり・・・

すっかり知ってもらって・・・

娘も

「おじちゃん。おじちゃん」

 

と声をかけていたなーーー

(卒業してもいらっしゃらなくなるまで会いに行ってた)

 

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通学に関しての課題は・・・

たくさんの人を頼り・・・

支えられたりしながら・・・通学させてもらったなーーー

 

私の助けが無理だと判断した時には・・・

学校に

「怖い怖い・・・」

 

って電話して

先生方が励まして・・・学校近くの駅まで迎えに行った。

と聴いたこともあった。

 

この時の職員会議では・・・

 

校長先生が・・・

 

「怖い怖いと自分の気持ちを表現して・・・

助けを求められる子はまだいい!!

けれど・・・

この言葉を発することができない

子どももいるってことを

いつも自分達は、

      考えなければいけない」

 

 

と言われたそうだった・・・

 

あーーーやはりこの学校を選んで良かった!!

 

そう思えた出来事だった・・・