「今日もがんばらなきゃ…」
朝の目覚めと同時に、重くのしかかるような一日のスタート。
わが子が障がいを持って生まれた日から、
私の毎日はどこか「戦い」のようでした。
周りの目、診察やリハビリ、行政手続き、きょうだいのケア…。
気がつけば、“自分のこと”なんて、いつから考えていないだろう?
そんな私が少しずつ取り戻したのが「朝の5分のひとり時間」でした。
ほんの少しの時間だけど、自分とつながるだけで、その日の心の色が変わる。
今日はそんな「ひとり時間」の大切さを、
しょうがい児ママとしての視点でお伝えしたいと思います。
「私なんて…」が口癖になっていたあの頃
療育に通っていた頃、周りのお子さんができることが、
うちの子には難しかったり、成長のスピードが違ったりするたびに、
自分のせいのように思えた時期がありました。
「私はちゃんとやれてない」
「もっと頑張らなきゃ」
そんなふうに、朝から心がキュッと縮こまってしまっていたんです。
でも、あるときふと、支援センターのスタッフさんに言われたんです。
「お母さん、朝に“自分のための時間”を少しだけ持てるといいですよ」
はじめは「そんな時間なんてないよ」と思いました。
でも、5分だけなら…と思って始めたのが、
朝の「ひとり時間」でした。
自己肯定感を少しずつ取り戻す、5つの朝習慣
ここからは、私が実際に取り入れてみて
「これ、心が整うな」と感じた朝の習慣を5つご紹介します。
しょうがい児ママとして、毎日が「やることだらけ」だからこそ、
あえての“自分を労わる時間”。
どれも、今日からできる簡単なものばかりです。
1. 白湯をゆっくり飲む
朝起きてすぐ、白湯を飲むようにしました。
やかんで沸かす時間さえ愛おしくて、
「今日はどんな一日にしよう?」と考える余白が生まれます。
白湯を飲むだけで体がゆるんで、
心のガードもすこしずつ外れていくのを感じました。
2. 今日の予定や気持ちをノートに書く
朝の静けさの中で、ノートをひらいて
「今日のやること」「心配なこと」「嬉しかった昨日の出来事」
などを書き出すように。
頭の中がごちゃごちゃしていた時期は、
書くことで「見える化」されて、心が軽くなりました。
ときには「今日が楽しみになる言葉」を、
自分に書いてあげたりもします。
3. 軽くストレッチする
肩や首をくるくる回したり、背伸びをするだけでもOK。
特に、夜中のケアや睡眠不足でこわばった身体には効果的。
気持ちが沈んでいるときでも、
体を動かすと少し元気が湧いてくる不思議。
「自分の身体を大切にする」感覚が、
自己肯定感にじわじわ効いてきました。
4. 静かな音楽を流す
私がよく聴くのは、カフェBGMや、自然の音。
リビングにやさしい音楽が流れるだけで、
「わが家の朝の風景」が少し変わる気がします。
せわしない気持ちのまま子どもを起こすのではなく、
まずは自分の心を整える時間。
その日の“親子の空気”にも違いが出ます。
5. 窓を開けて、深呼吸
空気を入れ替えながら、外の風や鳥の声に耳をすませて、
ただ、深呼吸するだけ。
「今日も生きてる」「今日もこの子と一緒だ」
そんな当たり前が、ちょっとだけ愛おしく思えるようになります。
ひとり時間は「自己中」じゃない。自分を満たすことが、子どもへの愛につながる。
しょうがい児ママは、とにかく“自分のことは後回し”になりがち。
「私なんて」「まだ頑張れる」
そう思って無理してしまうのは、愛情の裏返しでもあります。
でも、少し立ち止まってほしいんです。
あなた自身が満たされることで、
子どもへの関わり方にもゆとりが生まれます。
私自身、「朝5分のひとり時間」を始めてから、
少しずつイライラが減り、子どもの小さな成長にも気づけるようになりました。
あなたへ。
もし今、「もう限界かも」「ちゃんとできてない」と感じているなら、
まずは明日の朝、5分だけ“自分とだけ過ごす時間”をつくってみてください。
白湯を飲む。ノートを書く。音楽を流す。なんでもOKです。
あなたの「ひとり時間」が、あなた自身を癒してくれる時間になりますように。
🌱まとめ
-
朝5分の「ひとり時間」で、自己肯定感はじわじわ育つ
-
無理をしなくていい、小さな習慣からでOK
-
「自分を大切にすること」は、「子どもを大切にする力」にもつながる
この記事が、
今をがんばるお母さんの小さな気づきになりますように。
よかったら、LINEやインスタでも日々のヒントを発信しています🌸