
障がい児の子育てはときに喜びに満ちたものですが・・・
同時に孤独を感じることも多いものです。
親として子どもを育てる過程で・・・どうしても自分を押し殺し・・・
時には理不尽なことにも「許す」という選択をしてしまうことがあります。
でも、それは本当に自分のためになるのでしょうか。
「許す」と「赦す」の違い
日本語には「ゆるす」と読む言葉が二つあります。
「許す」と「赦す」。
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許す:規則や条件のもとに「認める」「受け入れる」こと。例えば、「遅刻を許す」「失敗を許す」のように使われ、理性的な判断に基づくことが多いです。
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赦す:心の中のわだかまりや怒りを解き放ち、相手を咎めないこと。「罪を赦す」「過ちを赦す」といった表現があり、より精神的・宗教的な意味合いが強い言葉です。
つまり、「許す」は社会的なルールの範囲で認めることであり・・・
「赦す」は自分の心の中で相手を受け入れる行為なのです。
親として「許す」ばかりでいいのか?
親になると、子どものために自己犠牲をすることが増えていくのも確かです。
そして、家族や友人、周囲の人との関係においても・・・
自分を抑え、相手を「許す」ことを選びがちになります。
でも、その「許す」は本当に納得したものなのでしょうか?
例えば、
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友人の心無い言葉に傷ついたけれど、「まぁ、子育てで大変だから仕方ない」と許してしまう。
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パートナーの協力不足に不満を感じても・・・「どうせ言っても仕方ないし」とどこか許してしまう。
こうした「許す」が積み重なると・・・
実は・・・自分の気持ちを抑え続けることになり・・・
ストレスが溜まり、やがて関係が破綻する原因にもなりかねません。
「赦す」ことで心を解放する
一方で、「赦す」は自分の中で怒りや悲しみを手放すことです。
無理に「許す」のではなく・・・
「私はこう感じた」「ホントはこう感じてる」と自分の気持ちを受け止めたうえで、「でも、このことにずっと縛られるのはやめよう」
と思えると、心が少し軽くなります。
「赦す」ことは・・・
決して相手の行為を正当化することではありません。
自分の感情を大切にしつつ、最終的に手放す選択をすることで・・・
心の平穏を保つことができるのです。
無理に「許す」のではなく、自分の気持ちを大切に
子育てをしていると・・・
「親なんだから我慢しなきゃ」「周りに迷惑をかけちゃいけない」
と思いがちです。
でもね、無理に「許す」ことが自分を苦しめるのであれば・・・
一度立ち止まって考えてみましょう。
「私は本当にこのことを許したいのか?」
「それとも、ただ我慢しているだけなのか?」
許さなくてもいいことは、許さなくていい。
必要なのは、自分の気持ちをしっかり認めたうえで・・・
自分の心の声、本心を大事にし、どう向き合うかを選ぶことです。
時には「許す」よりも「赦す」を選び・・・
自分の心を大切にしていきましょう。
そうすることで・・・人との関係だけでなく、
自分自身ともより良い付き合いができるようになるはずです。
自分をもっと大事にし・・・かわいがってあげてくださいね・・・




