昔々・・・
若いころの私は・・・
子どもが好きだったから
大きくなって大人になって・・・
結婚してお母さんになったら・・・
「子どものいいお母さんになる」
「優しくて穏やかで話をよく聞くお母さん」
「暴力を振るわないお母さん」
「子どもわ励ましさげすんだり嫌味を言わないお母さん」
そんなこと思ってた・・
私が欲しかったお母さん像を
全部全部やるんだって・・・
そう思ってた・・・
でも結婚して子どもが生まれて・・・
その子が「障害」児だった時・・・
その思い描いたものが・・・
ガーーーって音を立てて崩れていったんだ・・・
「それどころじゃアない」
「私これからどうしたらいいの?」
「どうやって育てていくの?」「これからの人生は一体どうなっていくの?」
「わからない」「怖いよー--助けて」
「誰か教えて!!」「これからの未来はどうなっていくの?」
もー--恐怖でしかなかった・・・
自分自身がどうしていいか分からないパニック状態・・・
子どものことを考えているようで・・・
いってることは
自分、自分、自分
ひどい・・・親としてのスタートでしたねー--
理想と現実は違う・・・ってよく聞くし・・・
頭ではわかってるんですよ・・・
だけど・・・こんなことになろうとは・・・
ぜー--んぜん想像もできなかったものだから・・・
天と地がひっくり返って・・・ぐるぐるしちゃった・・・
そんな感じ・・・
全然・・・いいお母さん像なんて・・・
想像できなくなっちゃった
産んでしばらくして・・・手術を終えて戻ってきた
娘と向き合いながら
あれだけ(@ ̄□ ̄@;)!!仰天して・・・
「私かわいそう」「私どうする?」
だったのに・・・
今度は・・・ねー--
自分を責め始めるの・・・
「こんな風に産んでしまって申し訳ない」
「私のせいだね・・・ごめんね」「ちゃんと産んであげられなかった」
「この子が判断がつくようになったら・・・きっと責められるな」
笑顔を向けられるたび・・・今度は辛くて辛くて・・・
「ごめんね」「ごめんね」
心の中で・・・ずーーーっとつぶやいて育ててた・・・
(ちょっと鬱っぽかったかもねー--)
周りが・・・理解者のようで理解者ではない・・・
誰もこんな子どもを育てた経験なんかないんだから
励ましているようで・・・なんだか私には絵空事に聞こえて・・・
「大変よね」「頑張ってるよ」「よくやってるよ」
「くよくよしないで・・・」「なんとかなるよ」
「深刻に考えても仕方ないよ、もっと大変な人はいる」
「命にかかわることではないんだから・・・」
そうだよね・・・そうだよ・・・
だけど・・・ヒビが入った心って言われれば言われるほど
ヒビが網目のように広がっていくこともある・・・
周りが「よかれ」と思って言ってることが・・・
私には当時「つらかった」
人は人によって傷つけられもする・・・けど
でも、それでも人の中で生活していく
「1人では生きられない」から・・・
だったら・・・どうする?
子どものニコニコ笑顔を毎日見ながら・・・
外で遊んでいる子どもの声に反応する子どもを見ながら
「あー--私がすることは・・・たった1つ」
この子を丸ごと知ってもらうこと・・・
そこから・・・怖がり、ビビりの私は・・・
外で聞こえる
子ども達の中に進出することから・・・
理想のお母さんになるべく・・・踏み出していったのでした・・・
・・・・・続く(笑)( ´艸`)