今・・・
まさに
毎日子供がいて・・・
多いところは何人いらっしゃるんだろ?
そのうえ・・・お金の心配
子ども達のこれからのお心配
収入、仕事の心配・・・
心配は尽きないはず・・・
私のところにも何人も・・・
これ以上この状態が続いたら・・・
毎日毎日・・・向き合っていく限界が
そろそろ・・・来てます。
なんて・・・聞くことも増えてきました。
そんな時・・・ちょっと思い出して
昔読んだ記事・・・
【赤ちゃんの夜泣きに感謝しなさい】
自分の目の前に子どもがいるという状況を
当たり前だと思わないでほしいんです。
自分が子どもを授かったこと、
子どもが「 ママ、大好き 」と言ってまとわり
ついてくることは、奇跡と奇跡が重なってこそ
に存在するのだと知ってほしいと思うんですね。
そのことを知らせるために、
私は死産をした一人のお母さんの話をするんです。
そのお母さんは、出産予定日の前日に
胎動がないというので来院されました。
胎内で亡くなった赤ちゃんは異物に変わります。
早く出さないとお母さんの体に異常が起こってきます。
でも。産んでもなんの喜びもない赤ちゃんを産むのは
大変なことなんです。
普段なら私たち助産師は、陣痛が5時間でも10時間
でも、ずっと付き合ってお母さんの腰をさすって、
「 頑張りぃ。元気な赤ちゃんに会えるから頑張りぃ 」
と励ましますが、死産をするお母さんにはかける言葉が
ありません。
赤ちゃんが元気に生まれてきた時の分娩室は賑やかですが、
死産のときは本当に静かです。
しーんとした中に、お母さんの泣く声だけが響くんですよ。
そのお母さんは分娩室で胸に抱いたあと
「 一晩抱っこして寝てていいですか」と言いました。
明日にはお葬式をしないといけない。
せめて今晩一晩だけでも抱っこしていたいというのです。
私たちは「いいですよ」と言って、
赤ちゃんをきれいな服を着せて
お母さんの部屋に連れていきました。
その日の夜、看護師が様子を見に行くと、
お母さんは月明かりに照らされてベッドの上に座り、
子どもを抱いていました。
「大丈夫ですか」と声をかけると
「いまね、この子におっぱいあげていたんですよ」
と答えました。
よく見ると、お母さんはじわっと零れてくるお乳を指で
掬って、赤ちゃんの口元まで運んでいたのです。
死産であっても、胎盤が外れた瞬間に
ホルモンの働きでお乳が出始めます。
死産したお母さんの場合、お乳が張らないような薬を
飲ませて止めますが、すぐには止まりません。
そのお母さんも、赤ちゃんを抱いていたら
じわっとお乳が滲んできたので、
それを飲ませようとしていたのです。
飲ませてあげたかったのでしょうね・・・
死産の子であっても
お母さんにとって子どもは宝物なんです。
生きている子ならなおさらです。
一晩中泣きやまなかったりすると
「 ああ、うるさいな 」と思うかもしれませんが、
それこそ母親にとって最高に幸せなことなんですよ。
母親学級でこういう話をすると
涙を流すお母さんがたくさんいます。
でも、その涙は浄化の涙で、
自分に授かった命を慈しもうという気持ちに変わります。