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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

発達しょうがい~触覚防衛反応って何?①~

「触覚防衛反応」

発達しょうがいの子ども達に関わる中で・・・

よく聞く言葉になりました・・・

肌ざわり、食感・・・様々な感じ方がある・・・

また見た目や、色・・・そこにもこだわりがある・・・

触覚を使わずに生きることは、不可能といえるほど・・・

頻繁に使う感覚です。

その触覚に困難さを抱えて育つということは・・・

どんなに生き辛く苦しいことでしょうか?

触覚防衛反応は・・・好きとか嫌いとか考えて判断するようなものではありません。

自律神経的に不快さをもたラスそうなんです。

「とにかく辛いーーー」って叫びたくなるような辛さにも関わらず・・・

指導といえば・・・

「繰り返していくと慣れる物だから・・・」

といった指導が数多く行われているのが現状・・・

というところではないでしょうか?

私も寒暖差のアレルギーがありますが・・・

繰り返せば慣れるかといえば・・・そうではありません。

毎度何回あっても・・・

毎回・・・ただただ辛いだけで改善するものではありません。

ですが・・・触覚防衛を抱える子には、このような・・・

「いつかは慣れる」的な指導がされがちです。

手にまとわりつくような感覚が苦手な子に・・・

繰り返しべちょべちょ遊びをさせて、すぐ慣れるから大丈夫!!

と言ったりしてしまってないでしょうか?

「みんなしてるし・・・できるよ」

など昔々の慣習による指導は・・・落とし穴に気づかないことがしばしばです。

では、なぜこのような指導がおこなわれがちかというと・・・

それは、私たちが実感しづらいところで働く感覚だから・・・

よくわからないので、つい思いつきで指導しがちになるってこと・・・

根拠のない思い込みの指導は、誤った実践となりがちです。

そのとばっちりは子どもたちに及びます。

気を付けないといけませんねーーーー

 

では・・・改善ってできないのでしょうか?

何か軽減する方法はないのでしょうか?

 

そう考えて調べた時・・・

下記のようなことが書かれてありました・・・

感覚器を育てる方法についてです。

 

人間にはおおよそ2種類の感覚があるらしく

一つが「原始的・本能的なはたらき」

もう一つが「認知的・識別的なはたらき」だそうです。

 

特に触覚はこの二つのはたらきに特徴が大きく現れやすい。

そのために、その顕著な面が防衛反応として困難さを示すと考えられる。と・・・

自分の身を守るために、瞬時に取りこんだり、

逃避したりするために使っているのが「原始系」本能的なはたらき

眼が使える動物は視覚からも危険を感じますが・・・

もっと原始的な動物はどこでこの危険を察知するかといえば・・・

それが「皮ふ感覚」すなわち「触覚」

 

そこから・・・進化の過程で作り上げた情報処理をする機能として

「識別系」が現れた。

 

例えば・・・自分のカバンの中に手をつっこんで・・・

カバンの中をわざわざ見なくても・・・

スマホだけを取り出したり、お財布だけを取り出したり

することってできたりしませんか?

このように、触れたものの「素材」や「かたち」「大きさ」を触り分けたり、

自分がどこを触っているjか?認識できるこの触覚の働きを

「識別系」といいます。

発達に何らかのつまづきがあると・・・

「識別系」が「原始系」をうまく抑制できず・・・

本能的な行動が残ってしまっている状態が触覚防衛反応の状態といえるそう・・・

だから・・・

この識別系をしっかりと働くようにしてあげることで

触覚防衛反応を改善させていく糸口となるようです。

 

明日は・・・ではどうすれば・・・ってことに

触れていきたいと思います。