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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

発達しょうがい~触覚防衛反応って何?②~

昨日からの続きです・・・

触覚防衛反応・・・そこは育てていくことができる・・・

感覚過敏を調節できたら・・・本人も周りも・・・助かりますよねーーー

 

・・・ってことで・・・

 

識別系を育てるためのポイントは「意識的に触覚を使う」ということだそう・・・

どのようなことかと言うとーーー

子ども自身が今からどこに何が触れられるのかや、

誰が触れるのかにしっかりと注意を向けるようにしてから

触れるようにすること。

さらに、何が触れているのかはっきり知覚するために、

優しく触れるのではなく・・・

少し圧をかけて気味で・・・しっかり触れさせることが大切なのだそう・・・

手で子どもに触れるなら・・・

指先で触るのではなく、手のひらでしっかりと握るようにすることが大切。

また、識別系を育てる活動として・・・

スポンジタワシを腕にギューっとタッチする活動なども良い活動です。

首筋や口元など急所に近い部位は特に防衛反応が出やすいので、

まずは腕など、急所から遠い部位に触れて、

子どもが触れられている部位に関心が向いていることを確かめていきます。

もし嫌がるようなら、素材を変えたり・・・

素手でしっかりと触れたりするようにします。

識別系の反応を引き出すことがねらいなので、

子ども自身が注意や関心を向いていないような触れ方では効果が出ないので・・・

気をつけましょう。

ただ・・・やみくもに触れるのではなく、

本人が触れられている!!

という実感を伴うリアクションを引き出せることが一番大切なのだとか・・・

 

ブランコ乗りなど平衡感覚をたくさん使う運動をした後の方が・・・

脳の覚醒も良くなったり、自律神経の働きも良くなったりすると言われてます。

触覚防衛がある子どもの過敏さを和らげる取り組みを されるときは・・・

まずは・・・平衡感覚を使った運動や遊びを楽しめた後に試みた方が、

受け入れが良いヵもしれませんね。

(ただし嫌いな子、怖い子いるので無理強いはしないでくださいね)

肌に触れても大丈夫になってきたら・・・

背中に数字を書いて、何の数字かあてさせるゲームや、

袋の中におもちゃや積み木などを入れて、手探りで伝えたものを探り出すゲーム

などに発展できると・・・

手元に意識が向き触覚防衛が和らいでいきます。

このような活動は、触覚防衛の軽減につながるだけでなく・・・

ボディーイメージの回復にも良い働きをします。

人と触れあうぬくもりを感じられることは・・・

人と共感的に育つ力になることにもつながると思っています。

触覚だけでなく、聴覚防衛反応や、良い姿勢を育てるために欠かせない

「前庭感覚(平衡感覚)」の働きは、私たちが実感しにくい感覚であるため、

これらの感覚に困難さを抱えている子どもたちの苦しみを

理解してあげられていない現状が、

まだまだ教育現場や保育現場にもあると思います。

もしかしたら育てている親自身も十分ではないこともあるでしょう。

だから・・・

ぜひ、このような生き辛さをもっている子どもたちがいることを知り

今こうして知った私たちが・・・味方になること・・・

そのことがとても大切で・・・

そして・・・知ったことを「伝えていく」

そこがまた・・・重要な動きになっていくと思います。

行動しながら一緒に考えてい来る身近な大人に待っていきたいと思います。