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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

福祉の現場で「待つ」をさせすぎていませんか?

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福祉施設での
「障害」児・者は、
スタッフから支援を受けつつ、
様々な作業や活動をしつつ、1日過ごしていくことが
中心ではないかと思います。

結構グループに分かれて作業をしていたり

集団の活動が多く、
例えば、7人の利用者と2人のスタッフで、
活動をする形をとることになります。

このとき、
特にマンツーマンに近い支援が
必要な人もいますよね・・・

このときスタッフのそれぞれが7人のことを

共通理解していなければ

1人がその場を離れる事態が起こった場合

ちぐはぐな支援が行われることになるかもしれません。

 

「私はわからないから・・〇さん帰ってくるまで待っててね」

 

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なんて・・・もしかしたら

待たせてしまうことにもなってしまいますよねーーー

待つことになれている利用者の人は、
ただ椅子に座って
ボーっとしているような状態になったり、

感情を整えるのにウロウロしたり、どこかへ行ったしまったり

利用者本人になんの責任もないところで・・・

「叱られる」「注意を受ける」
そのうえ1日の中でも、
その人に見合った本来の活動量もなく、
存在感がない状態にもなったリしてないでしょうか?

どんな人でも
介助度が低い人でも、支援が必要ないわけではないのです。

ところが、介助度が大きい人の、
そばにいることが多くなるので、
そういう人にまで支援をする手が
回らないと思い込んでいる
スタッフもいることでしょう。

自分1人でしてよいことしていてよい状態であれば、
ただ「待つ」ことで時間を過ごすのではなく、

(無駄に叱られたり、注意されたりしなくてもいい)
自分で活動を組み立てることもできるのです。

(それが事前準備で共有もできていないといけません)

自分の感情を表現させるような手立てをとるとか、
リラックスできる音楽を聴くことができるとか、
何か書くことができるような文房具が揃えてあるなど、
自分だけでできる活動のもとが
あることで、活動のメリハリにもなりますし、
スタッフがいなくても
ひとりででき、さらにはできることが増えることもあるわけです。

(本人の自信にもなりますよね)

1日の中で、
どのくらいの時間を
「待つ」に費やしているでしょうか?

そんなことも考えたことがない
スタッフもいることでしょうし、わかっていながら、
どうしても待たせるしかないと
思っているスタッフもいることでしょう。


「待つ状態」になれている人を客観的に見て、
その人にどれくらいの時間、
ひとりでできることの提供ができるのか?
という視点に立ってみてはいかがでしょうか?

それと同時に、ひとりでできるための
活動や道具などの提供を考えていきましょう。

ひとりで活動することが・・・

安心・安定につながるようになるといいですね。

それが本人の心地よさにも通じるのではないでしょうか?

まずは、
きちんと考え抜いた活動の提供。
そして、介助度の高い人だけではなく、
介助度が低い人にも必要な支援を展開させていくこと。

そうすることで、
待っているだけの時間を減らし、
個別支援計画に基づいた、支援の提供につなげましょう。