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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

やらせている・・・作業になっていませんか?

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「障害」の福祉事業所の雰囲気はいかがですか?
作業をしている施設では、利用者の人たちは
日々どんな様子でしょうか?

もしかしたら・・・

やらされているような状態ではないですか?
無関心、嫌い、意味がわかってない
興味がない・・・

もし、一人一人の利用者の人の様子を見て、
こういう状態の人がいたとしたら、
それは、良い作業を提供しているとは
言いづらいと思います。

逆に、

作業大好きーーー
もっとやりたい・・・
レベルをあげたい
みんなと一緒にやるから楽しい
いろんなことをやりたい

こういう利用者の人は、
作業をする上での
利用者集団の中のキーマンになりますよね。

場を盛り上げ、やる気を見せたり、
楽しそうに、イキイキのりのりでやっている人は、
ある意味リーダー的存在。

特に笑顔で、
「がんばるぞー」「熱おーーー」(福岡の野球好きしかわからない)

と雄たけびをあげるタイプの人。

ムードメーカーになりますよね!

何かの作業をしていて
ランチの時間になっても
残りの仕事があと少しのときに、
利用者の1人が、
「あと少しだからやっちゃおーーー」
と、声をかけてると
「おー」「やっちゃおーーー」
とか、
「あー」
とか、言っちゃって・・・
仕事の段取りつけてから
ランチへ・・・
「これだけだから」とやっていました。

作業をするときに、
重度とか軽度とか・・・できるとかできないとか
そんなことは関係ないと思っています。

今、自分がすることを、
自分で決めるか決めないか?

これは、スタッフもそうなのです。

やると決めるのは、本人ですが、
そう決めるかどうかの情報は、
スタッフからの伝え方もありますよね。

作業は、提供物なので、人の気持ちは大切。

やるかやらないか、
自分で、決めてよいわけです。

でも、もしやると決めたなら、
やらない人がいるところでやるよりも
やる人のそばでやるほうが、
エネルギーも意識も高くなると感じています。

だからムードメーカーは、必要!!

そして、やり終わったときも、
みんなで喜んで、拍手して、ねぎらって、
今日のミッションができたことを仲間と共に喜び合う。

すると、
「また明日頑張る」「仕事がどんどんしたい」
と声が上がり始めます。
達成感、有用感・・・ですよね。

そしてこれが・・・
「勢いのあるチーム」になるのですよね。

自ら、作業に取り組もうとしている
一人ひとりによって、仕事は構成されます。

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もともと
そういう人ばかりではなくても、
スタッフから、作業をすることのメリットや、
もちろん作業をしなくても良いことも含め、
伝えていくことだと思うのです。

その中で、本人が選べばよいのです。

やるのか、やらないのか。

これも自己選択、自己決定の世界です。

やることの楽しみや意味を自分で考え、
やると決めたときの強さが集まると大きな力にもなります。

もしかしたら、彼らは、もともと、
好きでこの作業をしていない可能性だってあります。

でも、そこをカバーするのは、
この作業をすることで、得られること。

実際に納入先から感謝されたり、お客様が喜んでくれたり
売り上げが上がれば、工賃だって上がることになる
わかりやすい指針となります。

何が彼らを動かすのかは、一人ひとり違いますが、
それはお金であったり、役割であったり、
仲間との時間や楽しさであったり、
頼られることや自分の存在の確認が
できるようなことが増えることかもしれません。

そういう何かが、人を動かすことは、
誰にでもある。

やるか?やらないか?

どちらでもいいのです。
彼らが決めることです。

でも、作業をすることで、
ここちよい何かを感じることができれば、
ホントはやるのだと思いますし、
本人の自信や勢いもつきます。

勢いがつけば、
実は、彼らの強みが活かされますし、
作業量が増え、工賃も上がる。

スタッフが、
「やらせること」を主としたり、
スタッフ自身が作業することに徹していても、
だめなのです。

もちろん、
スタッフが支援をしつつではありますが、
作業をやろうとするのは、
本人たちですから、
スタッフは、そこを勘違いしてはいけません。

彼らの勢いにつながる
作業現場になるために私たちは何ができるのか?

勢いある方向にサイクルが回転するように
常に応援団に徹し、

どうすればいいのか?を常に自分に「問い」ながら
支援をしていきましょう!