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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「障害」それって困った行動?支援者がみることは?

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事業所に入るときに

よく支援者が困ってしまうような行動をする方がいます・・・
私はその様子をみながら

私たち支援者は・このときに何をすべきか?考えながら
その人が何に困っているのかを考え
そこを探ることだなーーと思います。

よく聞くのは・・「甘えがひどい」・・・

でもそう感じて、困っているのは支援者です。

でも、何かに困っているのはその方です。

また・・・

支援者は、大声を出されたり、ものをたたかれたり

投げられたりすると困ります。

その方は何かに困っているから、その訴える方法として、
そうしていたりしています。

この両者の困っている部分の違いが、
支援者から見ると、
その行動が・・・何とかならないかと思っていて
やっている本人から見ると、
自分が訴えているのに、何で支援者はわかってくれないの?
となります。

そう・・・

「相手(その人)目線」と、
支援者はよくいいますが、
そのことを本当に意識しているのであれば、
相手のしている行動の意味を
想像していくことが必要だと思っています。

その時、ご自身にたくさんの質問をしてみてください。
もちろん、ほかの支援者(同僚)も含めてです。

自分たちの仕事のやりやすさのためではなく、
その人のことを考え自立を思い、考えることです。

なんで、その行動なのかな?
一人でできているときってどんなときなのかな?
本人の自律ってどんな事?
支援者がいる上での自立ってどんなこと?
ものをたたいているときや投げているときに・・・

その前兆は起きてない?
やっている行動・・それって本当に甘えなの?
本当は困ってることがあるんじゃない?
などなど考えてみることです。

自立って、一人でいること、できることが
自立ではないので、
単に支援者の困っていることを解消するためではなく、
その方の困っていることを、解決して行くことが、
「相手目線」での解決方法ではないでしょうか?

私だって・・・あなただってひとりでは嫌なこともありますよね?
そのときはなんでひとりは嫌なのでしょうか?
考えてみましょう、

たぶん、何かに不安になっていたり、怖かったり
ひとりじゃつまらなかったりするからだ・・・と気づくと思うのです。
それは甘えとはきっと言わないでしょう。

自立しているといわれる私たちでさえも、
ひとりが嫌で、
誰かにそばにいてほしいと、
人に訴え話していることもあると思うのです。

支援者である私たちは

その方に言葉があるのかないのか?

ももちろん踏まえながら
「そばにいてほしい」「寄り添ってほしい」
という声にならない思いを

大声やものをたたくという表現方法で、
訴えていると思いをはせることができているでしょうか?

本人に寄り添う支援・・・

訴える方法の変更という支援・・・

それが今・・必要かもしれませんね。
それは、要求表現の変更ですね。
それは別な支援になります。

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さあ、どういった意味で、
その方の自立を捉えるのでしょうか?

一人でいることを
自立というのか。

職員といても、
何かができることを自立とするのか?

一人でいることに、
不安を解消する支援をするのか?

ものをたたく投げる、壊すなどの
表現方法の変更をするのか?

困ってることを困らないように支援することで、
一人でできることを増やすのか?

まずこのあたりを他の支援者と話し合って、
この方の支援方法を決めていきましょう。

そして、

表現方法の変更なのか、
一人でいる時間を増やしたいのか、
支援者といても安定して活動ができることなのか、
など、支援の方向性が決まれば、
そこに対しての支援方法も考えられていくこと思います。

「甘えが強い」「わがまま」「困った行動」のまえに、
何かがあるから困っていて、
支援者が「困る」と思えるような行動になって、
「ひとりでいられない状態」なのだと考えましょう。

行動には必ず意味があるので、
行動の原因を、もう一度、探ってみましょう。

そうすると、どこにどんな支援を入れるべきなのか?

がわかってきます。
つまり、その方の困っていることの解消方法です。

困っているから訴えているわけで、
今は・・・その訴え方が好ましい方法ではないのですが、
困らなければ訴えることはしなくなるので、
大声やものを叩く、投げる・・・にはならなくなります。

その方が困っていることを、
もう一度捉えなおしてみましょう。
そして、その困っていることや不安なことをなくしていき、
ひとりでいられるようにすることを考えることだと思います。

本人の安心のための何かを入れる支援もあるかもしれません。
いきなりひとりではなく・・・徐々に
支援者が離れていく方法を考えていく・・・等・・・
いろいろな角度から、その方に寄り添っ寄り添った支援を

みんなで考えていきましょう・・・