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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

表記「肌色」「ペールオレンジ」「うすだうだい」

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もうすでに遠い過去のことですが・・・(笑)

昭和生まれの私が子どものころは「肌色」と呼ばれるクレヨンや色鉛筆がありました。現在の表記は「うすだいだい」や「ペールオレンジ」に変わっているそうです。

(22歳の子どもが保育園時代だったかなーーー子どもに教えてもらいました)

 これは、世界中を見渡せば肌の色は人それぞれなのに

「肌色」という固定概念をつくってしまうことで、

標準的な肌の色が存在してしまうといった考えが主張されてきたからだと思います。

 当時は「一様に肌色を決めるのは差別だ!」と、論議されていましたが・・・

ときを経て、娘が肌色のことを「ペールオレンジ」と言ったときに、

「そうなったんだ~!」「そういう言い回しねーーー」

と、時代の流れを感じました(笑)

肌色という言葉を反対した方々の主張が、認められたのですね。

 当時は・・・

「肌色ってねーーーいろんな色があるよねーー」

って思っていた私ですが・・・

肌色が論議されるなかで

「ねずみ色はどうなるの?」「あーーー灰色とも言うか?」なんて思ったり・・・

ねずみだって、多色だからねーーーって(笑)

 

色の表記が変わって数十年。肌の色で論議するなら

人種差別はなくなったでしょうか?

 

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決して「なくなった」とは言えない現実でしょう。

色表記の背景から学ぶべきは・・・

言い方、呼び方への配慮よりも、差別意識の絶滅を目指すことではないでしょうか?

正しさや配慮って、結局のところ何なんでしょう?

「「障害」児・者のあなた達を、言葉で不快にさせたりはしない!」

という理由で「障がい」「しょうがい」という表記も出てきました。

この配慮は、正しくもあるようで優しくも聞こえる・・・

甘美な言葉です。

その気持ちに、嘘はないことを理解しているつもりです。

 しかし、本当に変わっていくべきは・・・

「表記へのコダワリ」より「社会のバリアを、取り払っていくこと」

ではないかと私は考えます。

(私たちの会はあえて「障害」と表記しています。賛否両論あり(笑))

 「肌色」が「はだいろ」に変わったように・・・

「障害者」と「障がい者」「しょうがい者」の「どの表記がいいのか」

といった会議が開かれれば・・・

そこには公務の方々への人件費もかかるでしょう。

その人件費で、できること・・・例えば

街のスロープが増えたり、歩道が整備されたり

街の段差がなくなったりするほうが、「障害」児・者にとっては

よほど助かります。

娘を見て周りの方からよく言われたのは

友達みんなが当たり前に出来ることを、同じように頑張ると

「がんばってる」「よくやってる」言われることがあります。

そして時には涙を流される。

それが「優しさなのか?」「思いやりなのか?」

「普通ではないのに・・・」って前置詞がつくのか・・・

 

 乙武さんもよく言っていましたが・・・
「「障害」をこの体を不幸だと思ったことはない、ちょっと不便なだけです」

 

きっと娘も・・・こう思っているんだと長年育ててきて思います。

そして・・・これからも一緒に幸せになっていきたいと思ています。