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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「障害」人の死、お別れのとき・・・

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自分の子どものときも思ったのですが・・

葬儀。

これって喜びとは違う世界。

人的には動かなくなって、その姿の最後のとき

次に骨だけになって、もう会えなくなってしまう

そこを伝えるのって・・・とても難しい

「障害」児・者の彼らには、この経験ができない人もいます。

葬儀の最中や
参列してくださった方に
不快な思いや迷惑をかけたらいけないから

ということや・・・
長い葬儀の最中に
本人の面倒見なければいけないということなどで、
ショートステイや何らかの方法を考え
使われる方も多いようです。

でも、私も様々な葬儀に参列させていただきながら、
やっぱり、ご家族の葬儀には、彼らを参列させてほしいとも
思うのです。

もちろんそばについている人は
一人いたほうがいいのかなとも思いますが・・・

(そんな葬儀も見てきました

印象的だった葬儀

うちの子は10歳のときペットとの別れがありました。

動かなくなったペット・・・

火葬場に連れていきました。

焼き場に入れてまち、その後焼き場からだし

骨になって出てきたとき・・・

彼女は「エルは?」と不思議そうな顔をしました。

「お空に行ったよ」そう言っても彼女はわからなかった・・・

(゚д゚)!びっくりしていたんです。

でも・・・その後・・・わかったのです・・

彼女は「焼き場」の理解ができませんでした。
彼女はあそこに入って出てきたら・・・

「元気になって出てくる」と思っていたことが

あとあとわかりました。

また別な方ですが、
あるお父さんの葬儀でのこと。

お元気だったから予測できない・・・

あっという間の出来事でした。

自閉症の彼女は前日のお通夜では家族で過ごしていました。

そして葬儀当日は・・・

出棺前までヘルパーさんと2人控室にいました。
出棺前のお花を供えするとき・・・きちんと花をお棺に入れ

「お父さん」とつぶやいていました。

頭のいい子です。いつもは雰囲気が違うと

パニックになりやすいのですが・・・

きっと昨夜の家族とのお別れができていたのだと思います。

長い長い葬儀が終わるころ、
家族のあいさつにも並んで
家族の代表として参列できました。
お棺に眠るお父さんを、
優しいまなざしで、見ていました。

家族代表の方のあいさつが終わった時に、
頭を下げた瞬間、
彼女も自ら頭を下げました。

立派でしたよ。

こういう場面に会うことは、
彼らにとっても
人生の中の気づきの場となります。

確かに葬儀中に面倒を見るのは大変なことです。

でも、一度しかないその瞬間、
ぜひ、ご一考いただければと思います。

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うちもそれから・・・何度も「葬儀」の場面に出会い・・

そのたびに・・・なるべく彼女を連れていきました。

しくしく泣くこと・・・号泣すること・・・

うちの父が亡くなったときは・・・通夜からずーーーっと思いで話をしながら

出棺のときには大きな声で

「じいちゃん・・・ありがと。。。ありがとねーーー」

って大声で言って号泣しました。その姿にみんなの涙涙でした。

 

どうぞみなさま最後のとき・・・

その時のことを考えておいてくださいね・・・

どのご家族にとっても、
後悔のない葬儀になりますようにと・・・願っています。