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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

利他の精神って知ってますか?上手に受け取ってますか?

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利他の精神・・・そんな言葉をよく耳にするようになった。

この精神を知らなかったか?と聞かれれば知っていたし

わたしの今引いているコミュニティは・・・

まさにそのために活動をしている。

でも・・・こんな言葉を使うことも聴くことも

このコミュニティの中ではなかった・・・から・・・

 

きっと今、

私の出会う方々が人間的レベルの高い方々で

アウトプットの得意な方々が多いのかなーーー

だからそんな言葉を多く聴くようになったのかもしれないなーーー

って思う。

 

利他を[他人のための行動]とするなら

当然そこには行為の受け手がいます。

よってこの受け取る側の姿勢についても考えさせられる・・・

そんなことが多くなりました。

[受け取り下手]なのではないのか?と・・・

 

『誰かに何かをしてもらったらお返しをしないといけない』

『借りをつくってしまう』

『自分は人にそんなことをしてもらう人間とは違う』

 

何かのアンケートで

『人から何かしてもらったことで素直に喜べなかったことがある』

という問いに[はい]の方が・・・

確か40%くらいいらっしゃいました。

何かをしてもらったら返さないといけない、それは負担だから

何もしてほしくない・・・

そう考える人が増えてきているのですねーーー

 

私たちのコミュニティでも・・・そんな傾向がみられるなーーー

と最近考えるようになりました。

 

「障害」児・者に関わっていると様々な福祉制度の利用などがあります。

受ける権利がある方は受けられるモノなのです。

でも行政の窓口の対応が冷たかったり審査が厳しいといった

受給を許さないような雰囲気があるところもあるようで・・・

また、受給される側としても

「受け取るのが恥ずかしい」

「自分の子どもが他者と違うと認めてしまうことになる」

と・・・言う罪悪感というか価値観に縛られてしまっているようにさえ

感じます。

「何かを受け取るのは立場が弱くなる」

そんな風に思っていらっしゃるのかなーーー

 

これってとても危険な行為で・・・社会的分断をうむ

利他ということを考えると・・・大きな阻害要因だと考えます。

 

「もらったら返す」「なんか立場が弱くなる」

そんな受け取る側の姿勢・・・プレッシャーとでも言うのでしょうか?

そこから自由になること・・・そこを考えないといけななーーーって

考えています。

 

私の子どもも「障害」者ですから

ずーーーっとここでいうことを

人に「与えて」もらって生きてきました。

 

でもその相手に必ずしも直接恩を返していった・・・

ということはありません。制度なんて・・・特にそうですよね?

 

ただ・・・その恩恵を返すという行動がなかったか?

と言われればそうでもありません。

では・・・一体?どう返して来たか?

 

それは彼女自身がそこを受けてよりよく生きている・・・

堂々と恩を受け取っている

そんなことではないか?って思うのです。

そんな彼女を応援してくれる方々は多くいます。

 

「返さなきゃ」「返せないかも」

そんなことは彼女は考えていませんが・・・

そんなコトを意識的にしなくても・・・

「元気をもらう」「勇気をもらう」

そんなことをよく言ってもらえます。

 

「返さなきゃ」「返せないかも・・・」

そんなことを考える要因の中には「自己肯定感」の問題もあるでしょう。

自分に対する評価が低い・・・

 

自己肯定感が高ければ・・・

「いつかは返せる」「この人が困っていたらお返ししよう」

という考え方になるでしょう・・・

そう・・・今すぐではなくてもいいや・・・って言うことです。

 

できるようになったとき・・・できそうなとき・・・

チョットでいいから・・。やってみる・・・

うちの子は・・・そうやって生きています。

 

あなたはいかがですか?

利他の精神について・・・どう考えていますか?