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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「要望」ってどんな風にすれば効果的?

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福祉分野をやりながら団体を運営していると

保護者や周りから、
いろいろなご要望が出ることがあります。

とりわけ保護者と接していると、
ご自身のお子さんのことだけを考えている保護者と、
自分より困っていそうな人や
全体のためにいうとを考えていらっしゃる保護者とに分かれます。

実は、要望を通すためには、結構大事な視点なのです。

自分の子どものことだけを考えている保護者は、
独りよがり的な考えの方も多く、
他にどんな方がいるのかも知ろうともしていない傾向があります。

うちの子のためとは、言わない方もいますが、
自分のお子さんの大変さや名前を連呼し、
うちの子のこういう状況を現場として何とかしてほしい!
とういう気持ちが大きく見えます。

そういう方がよく言うセリフが
「みんなもそう思っていますよ」
「そんなこと当たり前だし普通ではないですか?」

というような自分の価値観の話し方をされる方もいます。

かたや、全体を考える保護者は、
自分の子どもの名前すら出さない。
「○○さんはこのようなことでお困りのようです」
「あのうちは大変なんだから、何とかできる方法はありませんか?」
と、具体的にその方の名前が出る場合もあれば

「このような問題課題はみんなで考えるべきことではないですか?」

と提案してくださる方もいます。

ようするに、その方や周りの困っていることを
具体的に相談を受けている。

もしくは周りの「障害」関係の問題を常に気にした生活をしている

「○○さんのところは、こんなことがあったのよ」
など、裏情報も入っていることも多いようです。
つまりは、常に周りのみなさんのことを
気にかけていらっしゃるからです。

そして、そのような方は職員や支援者、

周りへのねぎらいも忘れていません。
職員や支援者。周りの大変さもわかろうとしてくださいます。

そして、自ら協力も惜しまない。そんな傾向があります。

要望は、大事です。

でも、一方的なものはどうでしょうか?
施設や学校周りにも事情があります。
集団を支援しているという「事情」もあるという意味です。

もちろん個別支援もありますが、
それを集団の中でやるには、
できることとできないことは、やはりあると思うのです。

(将来は集団の中で生きていきますよね)

そこを差し置いて、要望だけでは・・・
実現はかなり遅れると思います。

あなたの要望が、全体をよくする要望であるのであれば、
職員も支援員も周りも、検討しやすくなります。

ですから、考えてほしいのです。

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あなたの要望が通ると誰が喜ぶのですか?

何人の方の役に立ちますか?
施設や学校全体がよくなる要望でしょうか?

自分の子どもだけではなく、
他のみなさんにとっても重要かつ大切だと思える要望ですか?

そこが大切です。

まずは、どんな方が自分の子どもの周りにいるのか、
他の方のことも知りましょう。
そして、そのみなさんにとっても、役立つ要望をしていきましょう。

全体を見ると、あなたのお子さんは後回しになることも
あることでしょう。

でも考えてみてください。周りがよくなれば・・・
あなたのお子さんの状況もよくなるはずです。

また、言いっぱなしも当然のことながらダメですよね。
職員や施設、学校の状況もしっかりつかむようにしてください。
お互い対峙するのではなく・・・子どもを中心とした
協力者であるという意味で、要望してほしいと思うのです。

それに、「大変な中、ちゃんとやってるんだ」
と思っている職員や学校に対して、
「もっとちゃんとやってください!」

「プロなんだから当たり前でしょ!!」

反感を買ったり、良い関係性を産めません。

相手の状況を知らずに直球勝負は効果がないとは思いませんか?

押すばかりではいい結果が望めるとは思えません。
遠回りにしたほうが近道・・・そんな場合もあります。

要望が一方的なモノにならないように、
全体を見渡して、他の保護者と協力し合うことも視野に入れつつ、
要望をしていきましょう。

要望するからには・・・よりよくしていきたいですよねーーー。