人気ブログランキング https://blog.with2.net/link/?1993112https://blog.with2.net/link/?1993112

福祉・介護ランキング
障がい者ランキング
障がい児育児ランキング
子育て支援ランキング 友だち追加

perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「虐待」遠い場所のことですか?

f:id:variouspeople:20200707153001j:plain

さまざまな虐待事件が起きるとき、
色々な人が日常の中心の1つでもある・・・

インターネット上で、ご自身の意見を書き込みます。

「うそ・・・信じられない」
「根本的な原因は?何でこんなこうなる前に対策はなかったの?」
「事実なの?」
「人として人間性はどうなの?」
「そんな職員をやめさせて!」
「そんな事業所はいらない」

虐待は、起こした本人の人間性の問題だという見方が
多くを占めていると思うかもしれませんが
はたしてそうでしょうか?

実は、誰でも簡単に
虐待をしてしまう可能性があります。
その芽は誰もが持っています。
たまたましていないだけなのです。

 

中には、身近でこういうことが起きている。
これは虐待だと思う!と・・・話してくださる方もいます
泣きながら話してくださる・・・

んーーーそれは・・・

「実は、見過ごしているあなたも虐待者なんですよ」
と、話すと、ご理解いただけるでしょうか?

さて、では、なぜ?だれでも、
虐待をしてしまう可能性があるというのか?

たとえば、あなたの事業所のあるスタッフが、
利用者の支援をしていたにもかかわらず、
虐待と思える事態になったとき、
その支援をしているスタッフに、
あなたは何の躊躇もなく、
すぐに話しかけることができるでしょうか?

それが、上司や先輩だったらいかがでですか?

「躊躇なく」というところがミソです。

そこを「躊躇する」方が多いと思います。

それは、その人の行為が本当に
虐待かどうかと迷うからであり、
自分が間違っていたらどうしようと思ったり、
これでその職員とうまくやっていけなくなったら
どうしようと思うことが先に立つからだと思います。

さあもうこの時点であなたも虐待の加担者である

可能性が高いのです。
利用者の人は苦しんでいる状態のはずですよね。

躊躇をしている間に、
それは日常的になり、
そういうことをしている人の虐待行為が、
自分の中で「ふつう」になったり、
スタッフの言いなりになっている利用者に対して、
それはもしかしたら正しい支援なのではないか?
という感覚を持ってしまったりするのです。
利用者を抑圧するような虐待行為が繰り返されれば、
あなたの虐待ではないか?と思っていた感覚は、
だんだんと遠のいていきます。

勘違いが日常化してしまうのです。

f:id:variouspeople:20200704141444j:plain

だから、
あなたは目の前で起きている虐待ついて、
なにも行動ができなくなってしまうのでしょう。

では、その最初の人は何故してしまったか?
そして、その行動がなぜ続くのか?

それは、技術がなかったりすることが
原因の場合も考えられます。

技術は誰しも最初から持ち合わせていません。
ですから、ここの時点で・・・

もうだれもが虐待に走ることもあるということです

そして、未熟なこの時期に虐待の瞬間に、
誰からもダメだといわれなかったことや
利用者が従順だったことで、
「これでいいんだ」という間違った感覚になります。

それが地位ある人だったとしたら、
虐待はより広がってしまうでしょう。

また、支援をしている際に
自分1人で何とかしなければとか、
早い解決をと思うばかりに、
叩いてしまったり、
中には保護者に
「言うことを聞かなかったら、遠慮なく叩いてください」

言われたことが発端だったりすることもあるようです。

自分はしないと思っていても、
様々な要素で、虐待行為が始まってしまうと、
「こうするしかない」「これでいい」
「これが正しい支援だ」「本人のためだ」
と、思い込み、
自分でも自分自身を止められない場合が少なくありません。

虐待行為をした人は虐待者です。
また、それを見過ごした人も同じく虐待者なのです。

その行為がとっても嫌だと思ったときに
スタッフが辞めてしまうということもあるでしょう。
でも、それは解決ではありません。

そのあとに、新しく入ってきたスタッフは
改善ができていない虐待がある施設に入ってきてしまい、
それが「普通」となっていきます。

こうやって、虐待が一度起きると、連鎖してしまいかねません。

虐待はやらないと決めない限り簡単に負ける可能性があります。

人は、
他人の顔色を見たり、自分の立場を擁護したり、
何かの理由をつけて自分を正当化したり、
そんなことありませんか?

だからこそ、誰でも虐待をしてしまう可能性があるのです。

気持ちが強ければやらないということでもないのです。
そのスタッフにどう思われようと、
利用者のために即刻その行為について、
話しかけられるのでしたら、虐待も止まる可能性はあります。

まずは、そういう場面を想定し、
どんな言葉をかけるのかを決めておきましょう。

そして、虐待は遠いものではなく、
自分の身近でも起きうることと
認識をしましょう。

自分から始まる可能性もありますし、
あなたのまわりの人がきっかけで、
あなた自身が虐待をしてしまう時もあります。

そういう人だから、
支援ができないのではありません。
そういう人でも虐待に走らず、
支援を展開していくという方向に、できるのです。

そこを身につけることで、
虐待に走らない組織に!

みんなで学び、仲間や環境を信頼しあえる

そんな仲間づくりをしていきましょう。