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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

公立学校の“横並び”意識って・・・

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教育現場でのICT化が遅れている日本。新型コロナによる休校が続いていた.

3~5月、私立の学校や学習塾では、オンラインを活用した学習支援に取り組む先進例が次々に現れた.

文科省の発表では、公立の小中学校などで「同時双方向型のオンライン指導を通じた家庭学習」を実施したのはわずか5%だったという。

もちろん、そんな中でも新しい取り組みを始めた公立学校の教員たちもいた。

オンラインで子どもたちをつなぐ「オンライン朝の会」など・・・

しかし、実際にオンライン朝の会を実施できた例は少ない。

「他の学校がやっていないのに、うちだけやっていいのか——足並みが・・・」

率先して新たな取り組みを行おうとした教員たちを阻むものは

教育現場での「横並び」意識・・・

現場からは

「管理職は教育委員会や文科省ばかり見ている」という人も・・・

 

出来たところでさえも・・・オンライン朝の会の実施には・・・

校長や教育委員会からの理解を得るのに高いハードルがあったらしい・・・

 

教育委員会からの許可を得られなかったものの、独自の学校判断で

オンライン朝の会を実施した学校。

参加した子どもや保護者からは好評だったものの、別の問題も持ち上がる。

 

「同じ市内の学校の保護者から、

『あそこの学校はオンラインで朝の会をやっているのに、

なんでうちの学校はやらないのか』

という問い合わせの電話が教育委員会にある。

教育委員会から校長に連絡が来たことで、

学校独自で実施したオンライン朝の会は、続けることが難しくなった」

 

保護者の声を意識しすぎる教育現場のあり方も・・・

現場の教員を委縮させてしまう。

「電話した保護者の方は・・・

オンライン朝の会を止めさせようとしたわけではないかもしれません。

ただ、結果的には、朝の会はできなくなりました。

保護者や地域の方は・・・学校独自のやり方を認め、応援してほしい」

と現場の方々は言う。

 

「先生たちがやりたいと思っても・・・

すべて潰されてしまう」

新しい取り組みが受け入れられない閉塞感を感じてしまう。

こん後、運動会や行事もありますが、

『こんな形なら実施できるのでは?』

とアイデアを思いついたとしても、受け入れられないのではないか?

今までのように・・・画一的な対応しかできないんです。
『自分がやりたい』

それが一番のエネルギーだと思う・・・けれど今、夢を語れません。

先生たちが何かしたいと言っても、永遠につぶされ続けてしまう」

 

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学校現場でICT化進まない原因の一つに、「横並び意識」がある。

「コロナの対応を通じて・・・学校という組織は日本社会の縮図。

とにかく横並びであることを重視、はみ出すと不寛容になり、

挑戦はさせてもらえない」

確かに

「『すべての家庭でネット環境が整っていない中では・・・

不平等だから』

その理由はわかる気がする・・・

でもそこはそこの対応があっていいのではないか?

教育委員会は、

『オンラインで生徒の顔を映すのはどうなのか?』

『セキュリティーはどうなのか?』

と指摘される。

リスクをあげるだけなら・・・どれだけでもできる。

子どもたちのニーズではなく・・・何を見ているのか?

「自宅待機中にホントはもっとできることがあったのでは?」

と漏らす人もいる。

教員たちもICTを使った新しい取り組みに関して・・・

萎縮したり、無関心に・・・

「休校中は職員も時間があったので、

オンラインなどに対応する時間はあった。

でも、先生たちは

『上からやれと言われるまではやらなくていい』

『Zoomはやったことないから』と消極的なことを言われたこともあった」

生徒が通う塾では、学校が休校中、オンライン授業に切り替えたところが多かった。

でも学校では課題の指示を出すことくらいしかできなかったとか・・・

「保護者からは、学校は何もしてくれないと思われていたと思う。
ICTを活用すれば、クラスの仲間と顔を見ながら話したり、

勉強でわからないところを質問したりする機会を提供できたのに。

ほとんど何もできなくて・・・もどかしい思いだった」

今回、このコロナがあぶり出した教育のICT化の遅れ・・・

教育現場に

「新しい生活様式」への対応は急務、ICT化が求められる局面はこれからも続く・・・

そんな非常事態で求められるのは・・・

ホントは現場レベルでの柔軟な対応のはず、

でも強すぎる「横並び意識」が、先生たちの思いを阻む。

「子どものために『こんなことをしたい』という思いがないのではない。

その思い、熱意を消さないでほしい。

やり始めるときって批判された瞬間に・・・

その火はあっという間に消えてしまう・・・そんな小さな灯」

 

どんな世界も同じだなーーー

【一人でやり続けることが最も難しい】

やはり仲間の力、多馬力・・・ここなんだなーーー