子育ての中でも人間構築の中でも
また・・・「障害」児・者に関わっていると
“ほめる”ってことその行為の大切さは・・・言うまでもないでしょうけど・・・
私も様々な研修の中で・・・、相手をほめるワークも体験をしてきました。
2人1組になり、交互にほめ合います。
「最低でも5箇所はほめるように」との指示。
どんなことでもいいんです。私は意外に簡単でしたが・・・
ところが、これを苦戦する人が結構多い。
「ほめよう」と意識して臨んでいるにも関わらず・・・
なかなか・・・適した言葉か出て来ないのです。(笑)
そんな参加者は、向き合ったまま、照れくさそうに苦笑するばかり・・・
とりあえず、私は見たままのことだったり
「笑顔が良いですね」「その色のお洋服がお似合い」「言葉遣いがきれい」
初めての方で知らないんだから・・・見た目とわかった情報で言うだけ・・・
すると、講師のお手本も披露してもらいましたが・・・
そんな感じでした・・・
モデル役の相手に向かって、
「すてきな髪型ですね」
「その洋服、似合ってますよ」
「帽子の柄が楽しいなぁ」
などと言葉が続きます・・・
わずかな間に、ほめた箇所は約20を超えました。
そして講師の方は言いました。
「私たちには無意識に相手の内面をほめようとする傾向があります。
だから褒めることが難しくなる・・・だけど・・・
実際は別に外見をほめても構わないのです」
講師はそう言って、今度は、私たちに「見た目をほめてみて下さい」と指示しました。
そうするとあら不思議なことに・・・今までできなかった人も
外見はほめやすいのです。
「素敵ななネックレスですね」「その靴はセンスいい」「髪の色が素敵」
「えくぼがかわいい」「目がぱっちりしてる」等など
みんな言葉がスルスルと出て来ます。
目に入ったものを、次々にほめ言葉に自動変換している感じなんでしょうか?
役割を交代し、今度は自分がほめられる番になりました。
組んだ相手が
「ゴージャスなネックレスですね」
「スーツがカッコ良いですよ」
「髪のつやがいい」
などと言ってくれました。
何だか・・・いささか面映ゆいものの・・・
それは・・・決して悪い気分ではありません
考えてみれば、目に見えていることに基づいた言葉なので、
事実無根という訳でもないからなのです。
「内面をほめるには相手を深く理解する必要がありますが・・・
外見はその場でいくらでもほめらることができます。
それに、ほめられる側は、内面だろうと外見だろうと・・・
どちらでも嬉しいのです。どちらでも良い影響を及ぼします。
そう!!難しく考えず、積極的にほめてみましょう」
私個人的にはあまり意識してやらないし、もしかしたら
得意ではないのかも知れませんが・・・できないことではありません。
私は日々、特に「障害」児・者や子ども達には
ほめることを意識はしています。でも実態は・・・
なかなか思うようにはできてないかもしれないなーーー
この経験は・・・【褒める】への“勇気”が湧いてくる・・・
そんな時間になりました・・・