東京大学の入学式の祝辞が話題になっていましたね。
賛否両論が巻き起こっっているとか??
なぜ??そんなことを言われるのか?
そんなことを思われるのか??
東京大学の「学生生活実態調査」によると
東大生の親の62.7%が年収950万円以上の年収で一般では12.3%し
かいないことを考えると極めて高い比率。
職業をみると東大生の父親の43.4%は管理職で、こちらも一般群で
3.6%と大きな隔たりがある。
よって、自分達がどんなに恵まれた環境で育ってきて、今までのこと
は、誰でもやってきたことではないんだよ・・・
頑張れば報われると思って頑張って来たことにも・・・
当たり前ではない力が働いていたこともあったんだよ・・・
あなた達の力だけでは、どうにもならなかったことも多いんだよ。
周りがあっての自分なんだよ・・・
どれだけの手助けがあったか・・・
よーーーく考えてごらんなさい
って意味もあったのではないか??と思う。
女性ジェンダーを研究されて学問とされている名誉教授の
上野千鶴子さんは、社会に出れば、あからさまな性差別が存在すると
言われた。
それは、東大でも例外ではないと・・・
大学での女性の東大教授職7.8%、部長職以上15人に1人、
歴代総長0人・・・
社会の縮図ともいえるかもしれない。
東大の男子学生はモテて、女子学生は隠さなければならない・・・
そんな社会なのだと・・・
まだまだ、女性問題をはじめとするマイノリティーへの差別、優しさの欠如は、たくさんあるんだとおっしゃりたかったのかな??
それを感じるのは・・・
『世の中には、頑張っても報われない人、頑張ろうにも頑張れない
人、頑張りすぎて心と体を壊した人、たちがいます。
頑張る前から「所詮お前なんか」「どうせ私なんて・・・」と頑張る意欲をくじかれる人達もいます。
あなたの頑張りをどうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。
恵まれた環境と恵まれた能力とを恵まれない人々を貶めるために
ではなく、そういう人々を助けるために使ってください。そして、強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。』
自分の知らない世界をきちんと知って、世の中の不条理を理解してい
って、これからを担う若者として世の中を良い方向へ導いてください
ね・・・っていうメッセージもあったのだと・・・
東大入学生の反応も・・・
『攻めた選択だった・・・意図があるのだろう』
『これからの問題で分かっておくべきこと・・・』
『得難い幸運な祝辞の年だった・・・』
というような反応が多かったように思った。
話が続くにつれ、しーーーんと聴いていたとも・・・
中には、入学式で言うことではない・・・
講義じゃあないんだから・・・みたいなことも上がっていたようだっ
たが・・・
こんな賛否両論を予想しての・・・今年度の祝辞。
1石を投じ世間に波紋を広げる・・・のが意図だったのか?
これからの大学入試も変わっていく中・・・
どんな人材が必要とされ、どんな仕事が精査(AI導入で)されていくのか?
働き方改革の中
どんな職業の在り方、職業人が求められていくのか?
世の中は、大きく変わっていく・・・
その波をしっかり見極めながら・・・どう乗り切るのか?
のまれてしまうことを予測してどうするのか?
のまれてしまったら・・・どう浮かび上がってくるのか?
試行錯誤・・・いろいろな方法を考えていかなければならないんだろ
うな・・・
そんなことを考えさせられる祝辞でした。
congratulation