私はǸPO法人筑紫野市「障害」児・者問題を考える会の理事長。
長になって１５年。この会自体は、今年４０周年目を迎える。
ぜひ～ご参加くださいね～お待ちしています。
そんな活動の中で年に１回広報活動の一環として
筑紫野市の小中学校への本会会員募集のチラシを全保護者対象に配布している。
会員には、普通会員、賛助会員、サポーター会員【無料・・・お金は出さないが労力を
提供しますよ。連絡くださいって方】がある。
ある年、サポーター会員になってくださった保護者がイベントにお子さん連れで
参加してくださった。
「こんなことがあっているなんて知りませんでした。楽しかった～
子どもにもいい経験になりました。」
そして、お子さんは
「飲んで、食べて楽しくて・・・これがボランティアだなんて・・・びっ
くり！！」
と・・・喜んでくださっていました。
そのほか、
ある時には夜間に・・・
「匿名希望です」
と電話があり、ちょっと呂律のまわらない酔った感じで話は始まった。
「今日、子どもが学校からあんたの会の募集をもらってきたんやけ
ど・・・」
・・・・・ん？
なんかクレームかな？って聞いていたら
「あんたら、しょうがい者団体やろーーーーがーーー
何で「障害」の字を使うんやーーーオカシイんやないとかーーー！！」
・・・・うん。。うん。。。なるほど・・・
「そうですね。ご立腹はよくわかります。けれど、この「障害」には意味
があって先人たちが・・・」
・・・と話すのを遮るように・・・
「俺はねーーーーー」
としょうがい者に対する思いや今までの出会い、
その他延々と熱くお話をされた。
その熱意にお答えしなくてはと
「ありがとうございます。お話の内容はよくわかりまし
た。
けれど、法律の中では「障害」という漢字は使われ続けて
います。私たちはあえてこの漢字に「」をつけてこの意味
を「」の外側の人達が考えるべきなのではないかと
問い続けているんです。
法が変わり法律上この漢字がひらがな表記になったとき
はじめて私たちの会の名称もひらがなに変わると思いま
す。
今まで議論がなかったわけではありませんが・・・
先人たちの思いや願いを大切にして
いきたいと思っています。
あなたの様に深い思いをもっていただき、行動していただ
ける方が、ひとりでも多くなるように頑張っていきたいと
思います。」
と、お話しすると・・・
「どーーーーーしても変えんのやな？」
「はい。すみませんが、変えることはできません。」
と答えると・・・しばらくの沈黙の後
「・・・・・仕方ない！！！まあがんばんしゃい！！」
とおっしゃり電話は切れた。
１時間くらいのやり取りだったろうか・・・
きっと、飲みながら子どもの配布物をみていたのか・・・
飲みながら配布物に書いていたことを思い出したのか・・・
それにしても・・・電話をくださる行動力
【お酒の力もあったかもだが・・・】
表題で斜め読みをしてしまいがちな子どもの学校からの配布物・・・
それをきっちり目を通していること
しっかり読まれていることに感心した。
そして、それに、わざわざ連絡をするなんて・・・
若いころの私なら
「えーーーークレーーマーーー」
と思ったのかもしれない。
(もしかして、そう思ったりします？？？)
けれど、たくさんの先輩方や子ども達から鍛えられ、学ばされ
話に耳を傾け、しっかりお聴きし、その意図を考え
答えが出せるようにだんだんなってきた・・・と思う。
これからも日々・・・精進
自分達の取り組み、行動・・それに伴う責任。
きちんと考えながらやっていく・・・
先人の思いや願いを失わないよう・・・忘れないよう
責任を感じながら・・・
