乙武洋匡・・・“五体不満足”世の中へセンセーショナルな
デビューを果たした。
爽やかな早稲田出身の前向きな明るい、彼の言葉を借りるなら“五体不満足”な好
青年。
彼は瞬く間に話題の人となり、彼の行動力から様々なマイノリティ社会への物申す取り
組みが盛んに行われていった。
彼のイメージが大きく崩れたのは3年くらい前だったか・・・
彼の今まで灯に当たっていた部分とは違う彼の一面が
世の中に露見し、彼のした行動について様々なバッシングがあり
彼は大きく信用を失い、人間性を問われる形となりメディアから姿を消した。
・・・きっと何もかも失った
“普通”の一般人になって静かに暮らしているか?
【日本では無理かな?】海外に移住でもしたか・・・
と思っていた所・・・
最近、“note”というSNSで彼を発見した。
著書も出しているようだ。“車輪のうえ”【売れてないようだが・・・】
充電期間でもあったのだろうが・・・
彼は、また日本で原点である活動を再開しようとしていた。
マイノリティな社会を問う活動を・・・
20年前文章を書くことからスタートした彼が選んだのは
やはり文章を書くことからの restart だった。
0からと言うよりかなりのマイナスからのスタートに違いない。
有名であっただけに“風当り”もそれなりに強いだろう。
トキドキSNSをのぞき、斜め読みしながら・・・
ふと、思い出した“五体不満足”の著書に書かれていたいた
お母さんのコト・・・
初めて手足のない我が子を見たとき・・・
「可愛い。」と第一声で言ったこと・・・
私には決して言えなかったし思えなかった。
自分がいっぱいいっぱいで・・・
その一言をきちんと最初から言えた人・・・
わたしの中では大きな衝撃だった。
すごく大きな人なんだな~と尊敬していた。
あとがきに、
出生診断や胎児診断でもし、「障害」が告げられていたら・・・
「産んでいたかどうか自信がない」とも書かれていた。
正直だ。そりゃそうだ。
見たことも触れ合ったこともない人間が、不安がないわけがない。
ましてや、それを支えて、この今の日本の社会の中で生きていく自信をもつことは
難しい。そう思う。
産まれてきて“つきつけられた現実”から
そこから親への歩みが始まる。
彼の生き方「障害」があっても毎日楽しく前向きに生きる。
そんな彼の小さなころからの選択は
たくさんの“逆境”があった大人になった今でも続いてる。
今の彼の選択を親として、
大人のひとりとしてどう注視しているのだろうか?
「どんな子を育てるにも苦労はつきものだ」
って言ったあの頃の様に・・・
たくさんの逆境と共に進む息子を
それとも
あのころとは違い・・・
今では息子が母をいたわっているのかな・・・
彼の日本での茨の道に
踏みつけられるばかりなのか?
どんな種がまかれて、どんな花や実がなるのか?
見つめていきたいと思う。
彼が地に落ちてもやり遂げたいこと・・・
根底はマイノリティな社会の変革・・・
その根底は一緒だから・・・