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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

不登校になった・・・さーーどうする?

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人が学ぶ場所は学校だけなのか・・

その子が楽しい時間はいつか?好きなことは何か?

好きな場所はどこなのか?

人は真っ直ぐに進むだけではない・・・

それは私達大人が一番わかっているはず・・・

肩の力をゆっくりと抜くときもあっていい・・・

 

不登校・・・そんな相談を受けるときそう思います。

過去に不登校だった、引きこもっていた方の支援は数えきれないほどしている

「障害」児者団体や福祉全般関わっている私ですが・・・

ときどきデータも見たりしています。

イメージの通り思春期と呼ばれる中学生が最も多い。

高校で割合が減少するのは・・・現在は通信制や支援学校等も含む個人に合わせた進路が選べること

留年・・・または進学をしなかった方がいることが要因ではないかと思われます。

つまり、不登校は小学校から中学校までは年が進むにつれて増加、

高校進学をきっかけに少しづつ減少していく・・・

でも侮れないのは・・・小学生が増加していることです。

思春期が低年齢化してきているとも考えられるし

一昔前よりも不登校が一般化し・・・

世の中に多少受け入れられてきたこともあるかもしれません。

そもそも不登校の定義とは・・・

「1年間に合計30日以上、学校を休んだことがある/休んでいる児童生徒」

何だかふーーんって感じ・・・

例えば不登校ユーチューバーとして有名な“ゆたぽん”は

前向きな気持ちで学校に行っていない

「友達がロボットに見えた」「大人の矛盾」

「学校よりもやりたいことがあるから」といった理由

 

実際、私が今まで接した元不登校の人の中にその理由を聞くと

「後から思うと理由は〇〇だったかも」という案外曖昧な方が多かった気がします。

そして、理由がないとされる不登校の理由の一つに

発達しょうがいも挙げられるかも・・・と思います。

引きこもりの人が大人になり受診し、

発達しょうがいの診断を受けることは多々あります。

例えば「なんとなく」不登校になってしまった場合があったとします。

しかし、学校に行く理由や、学校に行かねばらぬ理由とはなんでしょう?

様々考えが思い浮かぶとは思いますが・・・

どこからも聴いても非がない完璧な答えなどあるでしょうか?

行くのが普通だから、義務教育だからといった

曖昧な答えに行きついてしまうのではないでしょうか?

そういったなんとなくの共通イメージを持ちづらく、曖昧としたこと、

俗に言う空気を読むことが苦手なのが発達しょうがい。

知的ヤ精神、身体と比べると近年に名前がついた概念、

まーー「障害」ではあるのですが、まだまだ認知が低いのが現状です。

さらに生きづらさはあるものの、健常者と言われる人とのの差がわかりづらく、

わが子の「障害」を受け入れられない家庭もあるでしょう。

さらに発達しょうがいを持ちながら人生で謳歌している方もざらにいるし、

環境やその特性に恵まれ特に困らずに生きていける方もいます。

様々な理由から、病院での診断を避けた結果、

学校という環境での人間関係がうまくいかず、

いじめにあったり、勉強についていけなくなったりして、

不登校になってしまった方の中には、大人になって診断を受けて

ほっとしたという方も結構いらっしゃいます。

ただし、逆に診断にショックを受けてしまう方もいますがねーー

この精神疾患や発達しょうがいが理由だとすると・・・

まずは精神科に受診しやすい世の中をつくることが大切だと思います。

「障害」というものにスティグマがつかなくなるようになればいいのですが・・・

まだまだであると感じます。

それでも少しずつ良くなっていくと思います。

三歩進んでは二歩下がるペースですね(笑)

 

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不登校だった過去がある方で・・・

充実した人生を歩んでいる方の言葉に

「今思えば〇〇が理由だったかも・・・」

つまり、当時はご自身でもその明確な理由がわからない人は

珍しくないのかもしれません。

特に、いじめがあった、誰々との関係が悪い、家庭環境が・・・と、

明確な理由のない人は・・・

「不登校の理由なんて・・・後付けでOK」

って気がします。

実際、現状で不登校や引きこもりの方が社会復帰した際に、

その理由は変わるのかもしれない?と思うのです。

過去なんて今次第。

そもそも学校に通わずともインターネットで様々学べる時代です。

特に今の形の教育システムも諸外国に比べどうかな?とも思うし

知らないうちに大人の振りをするようになった私たち自身、

こうやってまともに生活できているのが奇跡だとは思いませんか?

振り返ると自分でも道を踏み外さずよくもここまでこれたなと思います。

不登校で悩まれている方、家族が不登校になってしまい悩まれている方へ向けて

私が言えることは少ないですが、

ただ、自分たちが気づいたら大人になっていたように

みんな大人になっていきます。

実際に不登校、引きこもりを経て

就労移行支援事業所や就労継続支援B型に来所される方も多数おられます。

何十年も引きこもった結果、就労移行を利用し、訓練、体験、体感を経て、

就職し自立されることはそこまでの奇跡ではなくなりました。

そんな方々が外へ出たきっかけも様々ですが・・・

みんな引きこもった理由があるようでないのがリアルな声でした。

「みんな違ってみんないい」

金子みすずの言うように・・・

20歳で大人になる方、もっと早い方、もっと遅い方・・・様々なのです。

「人にどう見られてもいい、人の目など気にしなくていい」

みんながそう言う言葉シャワーをたくさん浴びせてほしい・・・

何が幸せかは自分の心が決める、

安心して自分の心の状態が吐露できる環境・・・作っていきたいと日々感じています。