よくお話を聞かせていただくとき・・・
「実は、「障害」者が身内におりまして…」
「実は、親戚の子どもにちょっと気になる子がいまして…」
「実は近所の知り合いが子育てで。。。行き詰ってるみたいなんですが」
このような打ち明け話聞きます、聞きます・・・
「障害」児の母になり福祉関係にいると・・・
しばしばこのような経験をするようになりました。
私の名刺には、「障害」者団体の肩書が印刷されています。
いろいろな肩書は載せることはしてはいませんが・・・
けれど職業を問うてきた人に、障害者福祉について
話をする場合もなきにしもあらず・・・。知らなくはないからです。
経験が・・・そこそこあるし・・・
「障害」児・者の母でもありますしねーーー
そのことが、相手の背中を押して、打ち明けることに至らせるのかもしれません。
「実は」という言葉は・・・
「本当のところは」「事実を言えば」を意味しますよね。
「実は」に続き・・・ホントは耳打ちしたいような・・・
隠されていたことや避けられていたことがカミングアウトされるんです。
「障害」のある人たちの存在って・・・
隠されたり避けられたりしているケースなんて・・・
決して珍しくなんて・・・ありません。
都会であっても、地方であっても・・・
そのようなケースの把握こそが、私の今の団体の仕事につながることがあります。
つながらないこともありま(笑)
ほのめかし程度のカミングアウトであったとしても・・・
当人が「告白できた」「聴いてくれた」と思ってくださったならば、
それは“改善”のきざしではないかな?私はそう思っています。
「障害」のある人たちの存在が隠されたり避けられたりしない・・・
そのような社会に、わずかづつでも近づいていけばいいなーーー
って思います。
そう・・・
「実は・・・」を耳にするとき、
私は・・・ひそかなことを聴く緊張とともに・・・
その続く言葉を真摯に聴こうと待っています。
誰でも吐き出す場って大切ですからねーーー