「障害」児の娘が小さい時から・・・先輩方から
よく言われたものだった・・・
「この子がやった後に道ができる」
うちの子が挑戦してきたこと・・・
今までやったことないことというか・・・
先輩方はやったけど・・・そのあと続いてこなかったこと
それをうちの子がやっていけば・・・
またそこに「歩いて行った」証拠の道しるべとなる
道ができると・・・
地元の保育園に通ったこと・・・
地元の小学校にいったこと・・・中学校に進んだこと
これは先輩方が作ってくれた道筋を・・・私は通ってきた・・・
・・・って思ってる・・・
重度知的重複のわが子が・・・何も大きく考えることなく
大きな悩みや不安にさいなまれることなく
こんな道を歩んで来れるなんて
こんな道が用意されているなんて・・・
こんなにも・・・当たり前に・・・いとも簡単に・・・
私は・・・目の前の細くなってるほかの道に迷ことなく・・・
まっすぐな目の前の大きく広い道を見て進んできた
そんな気がする・・・
でも・・・中学校を卒業するとき・・・
少なからず・・・・ずーーーっと前に歩んできた
先輩方の道はあまりにも細く・・・かすんで見え・・・
私にも「迷い」が出たのは確かだった・・・
重複知的障がいで・・・学習としては・・・小学校低学年
それも文章は日本に初めて来た・・・外国人の方みたいに
２語文もしくは３語文しか書けない・・・
生活レベルんーーーQOLって言うのかな・・・
そこは・・・割と高いのだけど・・・
「学力」に関しては普通高校に行けるってレベルでは正直ない
って感じていたから・・・
そこを先輩に相談に行ったとき・・・
「なんで・・・あなたが勝手に限界を決めるのか？」
「前はこうしてきた・・・」
「この子達には選ぶ権利もないのか？」
たくさんの言葉が・・・私に突き刺さってきて・・・
「学校と相談して考えます」って・・・
そこから・・・もーーーオープンキャンパス行きまくって・・・
体験や見学・・・参加しまくって・・・
当時は養護学校って言っていた今の支援学校も４～５校
見に行ったし・・・私立高校も県立高校も・・・
私が限界を決めないで・・・とにかく・・・路線上・・・
彼女がいけそうなとこ・・・ぜーーーんぶ行きまくりました。
そして・・・
紆余曲折ありましたが・・・中学校の先生方も必死で動いてくれ
私立高校側も・・・「んーーーー」って難色を示す中・・・
何度も何度も・・・しつこくいく私たち・・・
そして・・・その当時定員割れしていた・・・その高校・・・
校内判定会議・・・われる意見・・・
どうする？？？って中でも・・・最後の最後・・・
ほんの数票差で・・・その高校へ・・・入学が許可されました・・・
私たちは・・・やるだけやったら・・・あとは祈ることしか・・・
そんなことしかできなかった・・・
でも・・・
そこに・・・細いかもしれないけど・・・可能性をこれからの子ども達に
つなぐことができた・・・って思います。
やれば・・・捨て身で行けば・・・「できるよ」って・・・
たとえ・・・その高校が無理でも・・・ほかにも突破口は作れる
・・・だって・・・うちの子ができたから・・・
最初の人って・・・それは・・・大変かもしれない
・・・でも・・・「できるよ」
覚悟と決断・・・たったそれだけ・・・
これは・・・やってきた方たちに教えていただいた・・・
今でも・・・あの時の事はありありと思い出す・・・
そして・・・その当時に付き合ってきた方々との「縁」は深い
そんな気がしています・・・
