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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「障害」時代の流れの中で変わるもの?変わってはいけないもの?

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様々な業種の方とお話しする機会も団体を運営していると
増えてきたが・・・
「障害」児・者の保護者同士の関係性や話す機会は
極端に減ってきていると思う。
お互いを支えあうとか地域の中で・・・どう生きていくか?
(学校生活や地域での生活を含め)考えているのか?
考えてないわけではないのだろうけど・・・
狭い範囲で社会をとらえているのではないだろうか?と思う。
子ども達の将来は18歳以降が断然長い・・・
そこを支えあうことは・・・
「福祉制度」の中だけでは弱い!!ってことに・・・
気づいている?
 
そこはいつでも“崩壊”しうるゾーン何だってこと・・・
だったら今「親として何ができる?」
リスクマネジメントは出来てますか?ってことなんです。

昔の先輩方はなんの制度もなかったから・・・うちもそれに近いけど・・・
「放課後の居場所」はみんなで手伝うことが多かったし、
場所がなくてもそれぞれに支えあうことが多かった。
その中で学びも多かったし大変な子育ての道中で・・・
できれば楽しい記憶を散りばめていただいたと思うことが
みんなで考えだされていた。
現在は認定された「放課後デイサービス」として運営されてはいる福祉サービス
 
でも・・・その実態は昔とはかなり違う、という話によくなる。

「今の保護者はね、子ども達にどんなことをしてほしいか?どうなってほしいか?
じゃなくてどれくらい長く、多く預かってくれるか、が重要なの。」

放課後デイサービスの事業所も増え、選択肢ができた。
その選択の基準のほとんどが預かり時間や送迎の有無、休日対応なのだという。
子ども達の作品展示をしても、イベントを企画しても参加する親は年々減っていく。
特に何かさせなくてもいいから、できるだけ遅くまで預かってほしいという。

今どきフルタイム共働きは当たり前だし
そうしなければならない事情もわかる。(私もフルで働いていたからねーーー)
しかし、延長を申し出られて指定された時間に子どもを送っていくと留守だった、
そのことで子ども本人が不安定に・・・
ということが重なるとさすがにやるせない。

「大変なのはわかるの。大変な今をとりあえず切り抜けることで
手一杯なのもわかる。でも、少しだけでいい、子ども達本人の気持ちや将来について思いを寄せてほしい。」そう思う。

送迎時に
「今日はこんなことをした、こういうことをした」
と伝えてもその時間さえ惜しいようなそぶりがあるとも聞く
「こうした方が・・」
などというアドバイス的なことはもちろん言えないのだそうだ。
保護者と職員は、単に顧客とサービス業者にすぎない。
そう感じてしまうという。

 

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昔の保護者から自分達は頑張ったのに、まったく最近の保護者は・・・
という愚痴説教みたいに聞こえるかもしれないが・・・
決して・・・そうではない。
上記の感想はあくまで支援する人からのもの・・・
昔の自分達だって、預かってもらえるならできるだけ長く・・・と思っていたし
今の親の立場だったら間違いなく(笑)そう願うと思う。
むしろそうできることが羨ましい。というのが・・・これが正直な気持ち。

だから、アドバイス的なことなんて余計なお世話、
という気持ちもわかるし・・・昔の自分達もそう感じたことはある。
ただ、そんなとき、私たちは先輩方の話を聞いたうえで・・・(笑)
あれこれ話し合ったものだ。だから・・・子ども達の
うらやましい!!と言われる今の状態があるし・・・
たくさん話をしたからこそ、顧客とサービス業者のような関係で終われなかった。
これは紛れもない事実。
 
時代の流れもあるかもしれない。でもそれだけで済ませていい?見過ごしていい?
問題ではないと思う。
でも「それは面倒!!」「いらないお世話」というのだとしたら・・・
 
私は自分たちの子どもが育ったこの世代でよかったなーーーって
つくづく思います。