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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

アノ時から7年~津久井やまゆり事件~

あれから何年って言うことで・・・

思い出すこと・・・

死者19人、負傷者27人という犠牲者を出した

神奈川県相模原市の「津久井やまゆり園事件」

植松聖死刑囚の手記などを掲載した書籍

『開けられたパンドラの箱』も出版された。

世の中から・・・事件が急速に忘れ去られていくなかで、

このまま風化させてよいのか?

社会は何か変わったのだろうか?

という問題意識を込めての発刊だったと言う。

このことについては賛否両論様々な意見が飛び交った。

 

植松死刑囚の主張のなかで一貫しているのは・・・

「自分が何者であるかもわからず、意思疎通がとれないような障害者は、

生きていても社会に迷惑をかけるだけであるので、殺害してもよい」

ということ、

「何もできない者、歩きながら排尿・排便を漏す者、穴に指をつっこみ糞で遊ぶ者。

奇声をあげて走りまわる者、いきなり暴れ出す者・・・

自分を殴りつけて両目を潰してしまった者」

「彼らが不幸の元である確信をもつことができました」と・・・

この施設で働きながら・・・確信をもっていったのだとか・・・

 

そして、彼はこのような人々のことを「心失者」という造語で呼ぶ。

心を失った人・・・心がない人。。。ってこと・・・

 

最初・・・この事件を聴いたとき・・・

「怖い」と思ったのと同時に「酷い」「許せない」と・・・

憤ったものだ・・・

 

でも・・・

 

「私だって・・・〃だったではないか??」

 

って思い出した・・・

 

今でこそ・・・憤る・・・そんな人間になったけど・・・

私が「障害」児の親になった瞬間・・・それを告知されたとき・・・

私は・・・

「このママ息が止まった方が幸せかも・・・」

そう思った・・・し。。。そう願った瞬間が確かにあった・・・

 

どうしていいか分からない・・・何をしていけばいいのか?

なんで私なの?私にできるの?

いやだ!!自信がない!!誰か助けて!!

ずーーーっと泣いて泣いて・・・

私自身がとーーーーっても被害者のような・・・

そんな意識からの始まりだったじゃあないか・・・って・・・

「障害」児者に対する社会のあり方についてだって・・・

知っているからこそ・・・

きれいごとだけでは済まされない現実に直面させられることもわかる。

 

実際、やまゆり円の保護者の方々も様々な自分の思いと葛藤されている

 

「障害を持った子が生まれてきたとなると、

周りから絶対におめでとうと言われないんです」

「生まれた瞬間から障害者って歓迎されていないんですよ」

「いないほうがよいと思っている人が実はたくさんいるんですね」

 

って・・・

「障害」者の親である私も・・・

そして社会も、程度の差こそあれ、どこか植松死刑囚の主張と

もしかしたら・・・地続きであるよう違和感、戸惑い、さらには差別、偏見などを抱えてはいないか?

という不安を打ち消すことができないと思う。

 誰も表立ってはそんなことを口にはしない。

事件を受けて大きなショックや怒りを抱いたのも嘘ではないだろう。

「かわいそうだね」「ひどいね」

と口にはするけれど・・・

やはり他人事であり、7年が過ぎた今は・・・

それもきれいさっぱり忘れ去られようとしている。

人間は多かれ少なかれ差別的な存在だ。

まずは、その現実を直視しなければならないと思う。

(私も少なからず・・・自分自身と闘ってきた・・・)

 

人間の条件、生きる条件って・・・

誰が決めるものなのだろうか?決めていいものなのだろうか?

 

どこかの議員だったか?医者だったか?も・・・

高齢者や難病「障害」児者に対して・・・

「生産性のない者」「自業自得で税金の無駄遣いである者」

といっていた・・・

 

長く時間がたつと・・・言葉も風化されていく・・・

自分自身だって・・・子どもが生まれた時の・・・あの気持ち・・・

風化してて・・・

何かが起きた時に・・・ふっと目覚めてくる感じなのだ・・・

 

過去の自分・・・そして今の自分・・・

【価値観】は大きく変わってきたけれど・・・

常に起点は【自分】

そう思いながら・・・様々な問題を取り組んでいかなくては・・・

って改めて強く思う。