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perfection of mind ~自心に究極の輝きを~

生まれ育った地域の中で、「障害」児・者が共に生き、学び、育ち、それぞれが尊重され、誰もが、幸せを感じイキイキ活動できる地域になることを目指し活動して行(生)きます。

「障害」児のきょうだいの思いとは?

「きょうだい児」という言葉を知っていますか?

 障害児の兄弟姉妹のことを「きょうだい児」と呼びます。

きょうだい児の中には、

「障害児に手がかかるため親に甘えられない」

「障害児のきょうだいのことでいじめられる」

など、独特の悩みがあったりします。

これまでのメディアでの取り上げ方は、

「障害のあるきょうだいと仲良くしたいと思っている」

「大人になってもきょうだいと関わりを持ちながら生活したい」

といった、優等生タイプのきょうだい児の話しが多いのではないでしょうか?

優等生タイプとはー--端的に言うと、

責任感があって面倒見が良く、いつも優しそうなきょうだい児

ってことでしょうかねー--

だけど、当然・・・きょうだい児もそれぞれだと思います。

よって・・・優等生タイプのきょうだい児ばかりではないことは言うまでも

ありません。

きょうだい児に障害児のきょうだいのことをどう思っているかと聞きました。

「とても好き」「やや好き」と回答した人は5割

「やや嫌い」「とても嫌い」と回答した人が4割、無回答が1割って感じでした。

回答者には、きょうだいに対してポジティブな感情を持っている人の方が

やや多かった感じですが・・・

 

どんな子にも

「同級生からからかわれた。」

「誰にも相談できなかった」

「かわいそうと同情されて悲しかった」

・・・と悲しかった、つらかった体験がなかったわけではない

ってことがわかります。

「母が入院などに付き添いをしなければならずで寂しかった」
「自分の行事に親が来られなかった」

この親が「いない」現実、寂しさをどう埋めるか?

それも課題ですねー--


「障害のことといじめが理由で不登校なって、

半日でも登校できたら褒められていた。

でも私もいじめられていたけど、頑張って学校に行っていたのに、

褒められたことなどなかった」
「障害児のきょうだいが悪いことをしてきてそれに怒ると、

反対に自分が両親に叱られた」

 

きょうだい児に対して、「好き」でいたいけど・・・

このような思いを抱えたままでは「好き」ではいられない・・・

この気持ちって・・・わかる気がしませんか?

 

「排せつを覚えられないことで、家の中で大便・小便を踏んでしまうことがあった。」「教科書やプリントを水浸しにされた(落書きされた)」

 

衛生面に課題がある場合に嫌な思いをする・・・

自分の持ち物を侵害されて腹立たしく悲しくなる・・・

そんな思いを何度も経験したきょうだい児も少なくありません。

 

「親が私のことを“お姉ちゃん”など姉を意味する単語でしか呼ばなくなった」
「自分がしっかりしなきゃということや、

周りからの期待で押しつぶされそうだった」

「世話をするために、子どもらしい生活をあまり送れなかった」

親は障害児で大変だからと・・・気を遣う

自分がしっかりとしなきゃと追い込みをかけてしまう

期待をしているわけではないかもしれないけど・・・

子どもはそれをヒシヒシと感じ辛さを感じている。

「親に心配をかけてはいけない」と思いながら成長するきょうだい児も

少なくありません。

周囲の人の

「障害者のきょうだいだからしっかりしている」

「よく頑張ってる」という褒め言葉が。。。

ときにはとても重圧になってしまっている・・・って

ことも忘れてはいけませんね。

 

「将来きょうだいの世話をさせるためにお前を産んだ」

と親から言われたというケースも聞いたことがあります。

 

自分が生まれてきた理由が障害児のためといわれ大きく反抗し

障害児のきょうだいをいじめる、家を出ていくという事例もあります。

 

「結婚相手の親に、障害者がいることを理由に結婚に難色を示された」

「付き合ってる人に家族を紹介する勇気が出ない。。

言わないでバレたときに、きょうだいなのに

障害をそんな風に隠そうとするなんて!と責められるのもつらい、

どうしたら良いのか分からない」

 

結婚すること、きょうだい児が付き合う人を選ぶこと・・・

そんな大きな人生の節目にも・・・悩んでいる人が多くいます。

 

「親に将来のきょうだいの世話を期待される」

「将来のことについて話そうとすると空気が悪くなってしまう」

 

どうしたらいいのか?身近な親に相談することにも気を遣う

それ私なの?っていうような自分の気持ちをはっきり言えない・・・

そんな思いも抱えています。

 

「自分の人生が生きられないことに絶望を感じている」

 と・・・いうような言葉もありました。

「我慢してきたことが今になって精神的に来て、生きづらい」

「自分のことがわからない。いつも先回りして人のことばかり考えてしまう

癖がつき苦しい」

「親がずっと障害児(者)から離れようとせず、見ていてつらい」

 

小さなころは・・・そんなに感じてない・・・

感じていたことに封印していたことが・・・大きくなって

精神疾患やさらに辛さが増大している方々もいます。

 

よかった点については

 

「弱い立場の人に優しくなれた。」

「社会にはいろいろな状況の人がいるということを知った」

「言葉だけでなく体験で理解して考えられるようになった」

「きょうだいがいたからこそ、自分の考えや性格に良い影響があった」

 

私も「障害」児の親にはなったけど・・・

きょうだいにはなったことはないので・・・

よく話しを小さなころから聞いてきました。

 

大人になった今もそれは続いています。

子どもの頃の気持ちを聞き

「知らなかったなー--」「そんなこと思ってたんだ」

って思うことも・・・まだまだ・・・たくさんあります。

 

きょうだいの気持ち・・・

あなたはどれだけ・・・話を聞けてますか?